「エンタメ映画」ターミネーター:新起動 ジェニシス 溺れたハエさんの映画レビュー(感想・評価)
エンタメ映画
ターミネーターは大好きなシリーズで、すべてのシリーズをみてきました。
今作のターミネーターはおもしろかったのですが、今ひとつスリルにかける気がします。
私はターミネーターは、
人間に化けた感情のない無機質な機械が襲ってくる。というところが一番魅力に感じております。
しかし今作はそれがあまり感じられませんでした。
今作の敵は笑ったり皮肉ったり痛がったり?と実に人間ぽくなっており機械というよりは、超能力ものの映画に出てくる敵のような印象を受けました。
また最後のT-800型が機能停止状態になって液体金属に沈んでいき、その後に切断された左腕を液体金属で補い復活するシーンがありますが、伏線はあったものの、なぜ液体金属を旧型であるT-800型が制御できるのかも疑問です・・・が、復活は正直嬉しかったです。
しかしながら老化したターミネーターの設定はシュワの演技力もあってかあまり違和感なくみることができました。
また序盤の過去作の敵との戦闘は脳汁ムチャクチャでまくり、凄く見応えありました。・・が尺の都合とはわかってはいますがあともう少しだけ、あの機械独特のゴキブリのような踏ん張りをみせてもらいたかったです。
全体的な盛り上がりとしては、私の中では序盤のT800、T1000の戦闘がピークで、その後のT3000型との戦闘のヘリコプター乗るまではまあまあ楽しめました。
しかしそれ以降はCGの多様が原因か、超能力ものの映画をみている感じに。
かんたんに言うと、おもしろかったです。