「おバカ映画一歩手前に踏みとどまる女優魂」エージェント・ウルトラ うそつきカモメさんの映画レビュー(感想・評価)
おバカ映画一歩手前に踏みとどまる女優魂
封印されていた「人間兵器」が起動され、本人も戸惑いながら敵をぶっ倒していくというパターンは「ボーン・アイデンティティー」で完成されたのではないかと思います。
本作の魅力は、何と言ってもクリステン・スチュワート。
彼女の献身的なサポートあって初めて主人公が輝くのであって、キャスティングに失敗していたら、悲惨なB級アクションに成り下がっていたでしょう。
一歩間違うとおバカな設定に成りかねないドタバタにしても、ハードなアクションがそれをうまく味付けしています。
恋人たちが、ボロボロになりながら愛を深め合い、プロポーズするシチュエーションは「いま?いまやるのか!?」という展開で、アメリカ人のサプライズって外すとダメージが大きいな…という印象をもちました。
2020.9.4
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