「とりあえず終わりましたね、良くも悪くもこのシリーズらしい最終作でした」ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション スペランカーさんの映画レビュー(感想・評価)
とりあえず終わりましたね、良くも悪くもこのシリーズらしい最終作でした
何はともあれ、ようやく終わったって感じですかね。
結局特別テンションが上がることもなく、かと言って下がるほどでもなく、まあそもそもシリーズを4作に分ける必要があったのかは相当疑問なところですが、一応それなりには楽しませてもらったシリーズでした。
でも、シリーズ通して考えると、何と言いますかもう一押しがないと言う感じで、毎度もどかしかったシリーズでもありましたね、最後ぐらいはスッキリさせてもらえるのかと思いましたが、このシリーズらしいクライマックスにはちょっと苦笑いでした・・・。
勘の鈍い私でもこうなりそうな予感はしてたので、特に衝撃を受けることもなく・・・願望としてはとにかくベタでいいからスッキリを願っていたんですけどね、でもこの映画の世界観らしい結末には、ある程度納得は納得だったりもしているのですが。
思えばシリーズ序盤はしょうもない殺し合いに、少々ゲンナリしていた記憶もあるのですが、今となってはそれも懐かしいな・・・FINALの2作はよくあるレジスタンス物とそう変わりはない内容でしたから、まあストーリーとしては真っ当な作品になりましたが、求めていたのはこれじゃない感もあって、何となく満足感が中途半端だったりもするんですよね。
まあクライマックスでそれらを払拭するような、見る者の心に残るようなシーンを見せてくれたらまだ良かったのですが、結果またこのパターン出たか~と思った方は私だけではないはず。
それでも見続けられたのは、やはりジェニファー・ローレンスの魅力に他ならないでしょう。
毎度苦悩葛藤の繰り返しで、正直何度もイライラさせられましたが、ジェニファー・ローレンスだから見ていられました、不条理で過酷な運命に立ち向かう姿が本当に似合う、反乱軍の象徴とされる存在になるのも、彼女なら納得の存在感でしたね。
弓で敵を射る姿がとにかくカッコイイです、効率は相当悪い気もするのですが(笑)
まあ何にしても、ほとんどアクションがなかった前作よりはまだ見応えはあったかと、記憶が劣化しすぎてポッドとかミュットとかそれなんだっけ?状態ではありましたけど。
あとシリーズの登場人物が多すぎたせいか、過去シリーズに出てきた人物がいまいち思い出せなくて、今更名前を出されても誰だっけ状態で・・・キャラ立ちしてない人物が多すぎでしょ。
そんな中でも、ピータは相変わらず足手まとい過ぎてちょっと笑ったかも、ただでさえ足手まといなのに、今回は更にあの状態でしたからね、まあでもゲイルとピータなら、やっぱり恋の結末は・・・そうなりますね。
とりあえず、最終作だけ劇場鑑賞せず放置してましたが、ようやく何とか完走、不満は多々あれど何だかんだでそれなりには楽しんだのかな、けど長かったぁ。