「欧米で大ヒットしたにも関わらず日本では今ひとつ盛り上がらなかったの...」ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション キリンさんさんの映画レビュー(感想・評価)
欧米で大ヒットしたにも関わらず日本では今ひとつ盛り上がらなかったの...
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欧米で大ヒットしたにも関わらず日本では今ひとつ盛り上がらなかったのがこのシリーズだが、私はかなり好きだった。
まず、これはバトルロワイヤルのパクリだとかいう批評があるが〜そもそも日本映画もハリウッド映画などをパクリ捲くってるわけだから〜それは置いといて、
これまでのSFやアクション映画と異なったのは、カットニスをジャンヌダルクであり自由の女神であるとして操った反乱軍と、北朝鮮ばりの情報操作で市民を操ろうとした政府軍の、いわば演出力や広報力の戦い、を全面に置いた点だったと思う。これはすごく現代社会的。
また市民社会が極端な階級に分かれている点や、独裁政治を打倒した後には新たな独裁者が現れる点など、
欧米的な歴史的、政治的メタファーに富んでおり、この部分が日本人には理解しにくかったのではないかと私は考えた。
最後にカットニスがスノーではなくコインを処刑するシーンは安易に予想できたが、終わり方としても無難な落としどころだったと思うし、このシリーズ4作を見通すと〜3作目の中途半端な引っ張りはいただけなかったが〜総じて新しくオリジナリティの高いシリーズだったと思う。
このシリーズを通してジョニファーローレンスのファンになったし、楽しませてもらった謝意も含めてこの点数。
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