劇場公開日 2015年11月20日

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「戦争こそが、ハンガー・ゲーム。」ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション ロロ・トマシさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5戦争こそが、ハンガー・ゲーム。

2015年11月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

良かった良かった。満足です。
第一作目から映画館で観てきて、結構長く付きあって来た映画シリーズですからね、華々しく終わって欲しくて。結果ちゃんと見事に着地してくれて。壮大で。
やああ、もうね。今は充足感を噛みしめてるとこです。

かなりの謎だった「どうやって独立国家を壊滅させて国民の自由を取り戻す展開にすんだろ?」という、この物語最大のポイントにもしっかりとオトシドコロを付けてくれたし。これ以上ない終わり方だったと思います。うん。

アクションも総括的に、前三作全ての良きとこを詰め込んで、更にそれらを凌駕するほどの火薬量爆発量大量破壊のクライマックスがオンパレードでなだれ込む!という!これが観たかったよね!これぞハンガー流アクションだよね!という!おまけに中盤辺りで謎のクリーチャーがアホほど湧いて出てきちゃってね(そういうホラーな映画違かったじゃん!というw)、良く分からない要素も付けちゃう出血大サービス!であると。
まさにッ!これぞッ!生死を賭けた戦いッ!これがハンガー・ゲームであるッ!国全体がフィールド化したのであるッ!という。

第一作目の閉塞的なゲームを二作目で打ち破り、一般大衆の娯楽であったシステムの崩壊から、独立国家に反旗を翻す展開に移行する三作四作目、という見事な構図、流れは映画としても画期的だったと思うし、このシリーズは映画史に残るほどの出来栄えだと思いますよ。いやマジで。

もし、全く観たことない!て方が居ましたら、これを機に一作目から鑑賞してみるのをオススメします。壮大な一大エピックがアナタを待っていますよ。

ロロ・トマシ