「プロパガンダ合戦。」ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
プロパガンダ合戦。
一作目からシリーズで観ているんだから、それくらい予習して
おきなさいよと怒られそうだけど、私は知らなかった、これが
シリーズ最終章の前編だったってことを…。ど~りで戦わない、
オカシイな~とは思ったけど、いやそれより冒頭のタイトルで
原題の後にPart1ってなっていたから、あーやっぱりねと思った。
じゃあ三部作っていうなよ!常々思うんだけど、三とつけたら
三で終わりなさいよ。も一つやるなら四にしなさいと思うのだ。
…はい、オバサン苦情はここまで。
今作ではさんざんプロパガンダに利用されてきたカットニスが
政府側の人質となったピータが同じく利用されているのを知り、
彼の救出と引き換えに反乱軍側にまたプロパガンダ利用される、
という…。何かもう執拗なまでにプロパガンダ合戦になってる。
本来の殺し合いゲームがない代わりに心理戦ともいえる彼女の
葛藤劇がメインになっているけど、さすがの長尺もなんのその、
J・ローレンスの孤独な戦いに勝るものはない。でも結局、それ
だけといえばそれだけの展開になるので、物語は進まないわ、
動きはないわ、やっとピータが救出された!?というところで、
これエクソシストかよ!?と見紛うあの展開。やだ~、これで
終わっちゃうの~。うっそ~。なんなんだよ。と心で糾弾する。
まぁ…ファンにとってはこれが遺作となったP・S・ホフマンの
ほぼ全編に渡る出演幅に歓喜するも、何かホントにカットニス
とピータが可哀想すぎ。そう可哀想といえばもう一人、切ない
想いに翻弄されるゲイルもまたイケメンなだけに見ていて辛い。
どう見てもカットニスはピータ寄りなので、それを承知で救出
に向かう男心ってどうなのよ!?といちいちツッコミを入れる。
あ~もう、次回で本当にカタはつくんですかね?
(ヘイミッチ・アバナシーっていうのか。何かタラハシーみたい^^;)