「革命をネタにした少女マンガ」ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス MintSleepyさんの映画レビュー(感想・評価)
革命をネタにした少女マンガ
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シリーズにつきあってきたので、見て来ましたが、正直かなりしんどい出来です。まず、映像がとにかく地味で辛気臭い。前作までと違って、既にゲームはなくなっているのは無論のこと、キャピタルの華やかさもほとんど描写がない。では革命戦争が本格的に描かれるかというと、これも違って大半は暗い地下シェルター内で話が進みます。たまに外に出ても似たような廃墟のシーンが多く、登場人物がいまどこにいるのかも、混乱しそうになってきます。アクションらしいアクションもほとんどありません。その分比重を増したのはロミオとジュリエット的ロマンスであり、幼なじみとの三角関係的描写であったり少女マンガのような人間関係の描写です。これは正直肩透かしで、完結篇にも不安を抱かせます。原作は未読ですが原作がアメリカ版ラノベみたいなものらしいので、原作通りなのかもしれませんが、絵面が貧相になったことと合わせて、低予算で突貫で作った印象が拭えません。
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