「おうち-76」ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス かいりさんの映画レビュー(感想・評価)
おうち-76
ジェニファー・ローレンスという女優の魅力だけで長い時間見てられる。
逆に言えば、『ハンガーゲーム』第一作の、あのとちくるった世界観の中で、もがいて、傷ついて、サバイバルしている若者を期待したら、かなり期待外れ。
でも『メイズ・ランナー』の第二作目を見たときの、「もうメイズやないやん」という感想とはまた別の「もう『ハンガーゲーム』なやないやん」なんです。
おかしい国家に立ち向かっていくカットニスの生き様、これを見るドラマも悪くないな、と。
この女優さんは、本当に表情が魅力的で、めっちゃ美人ではないけど魅せられる人だと思います。
セクシーにもタフにもあどけなくも、なんでもなりきれる。
同年代だけど、年上にも年下にも見える。
他に類を見ない存在だと思います。
いずれキャサリン・ヘップバーンの立ち位置になるのかなと思っちゃいます。
ジュリアン・ムーアは、出てくるだけでただ者じゃないオーラがあるし、本当に善人なのか?いや絶対裏あるやろ……と疑わせるところ、これが上手い。
確かに長いし、『ハンガーゲーム』たるアクションを見たいけど、これはこれで満足している自分がいて、不思議です。
コメントする