「FUN×3でも、まだインパクトが」ラブ&マーシー 終わらないメロディー いぱねまさんの映画レビュー(感想・評価)
FUN×3でも、まだインパクトが
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大瀧詠一の曲で初めてビーチボーイズというバンドを知った。
『サーフィンUSA』なんて、ベンチャーズが奏ってるかと思った位だから(恥)
その魅力はなんと言っても『ハーモニー』。あれだけの透き通るような歌声の重なりこそ、西海岸を連想させるに充分過ぎるイメージである。
で、映画だか、そのハーモニーとは裏腹に、ミュージシャンについて回る『ドラッグ』の影が忍び寄る、サイケデリックなスパイスがちりばめられている。
今でもそうかもしれないが、やはり天才ってのはどうしても周りから共感されない故に、その世界に走ってしまうのだろうか・・・
とはいえ、天才が主題の映画はその特異稀なる能力者故、惹き付けられてしまう。内容が陳腐であったとしてもだ。
でも、父親のDV、または主治医からの薬漬け、兄弟を含めたメンバーとの確執、その陰の部分を、もっとインパクト又はデフォルメしてくれると、恋人に救われるべき必然性のコントラストが華やかになると思うのだが・・・
いずれにせよ、ビーチボーイズも又、商業主義、資本主義にスポイルされてしまったミュージシャンだったということが良く理解出来る映画である。
にしても、『天才』ってのは羨ましい・・・
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