劇場公開日 2014年11月28日

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「前半は最高」フューリー Kjさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5前半は最高

2016年1月31日
iPhoneアプリから投稿

産廃のような死体の扱い、無造作に道端に撒かれた血、戦車の中にこびりつく人肉の破片、泥と同化したような死体を踏みつけて進む戦車。第二次世界大戦でリアリティを追求しているのは新鮮で、前半の戦闘シーンまで息をつかせない。戦争を受け入れることが人にとっていかに苦痛であるか、だから死に遠慮ないのだろう。そして、生きることよりも死場所を待つ主人公達。後半は少しドラマ性が強すぎ、戦闘内容も過ぎた感がある。若者は戦争を受け入れすぎだし、ドラマとしては、ナチ側の描写は皆無に近い。ピアノ弾いたら、やらせるの?戦争のリアリティを突きつけるというテーマ性が飛んでしまい、正直乗り切れなかった。

Kj