「庭師というよりもラブロマンスがメイン」ヴェルサイユの宮廷庭師 SHさんの映画レビュー(感想・評価)
庭師というよりもラブロマンスがメイン
過剰なまでに谷間を強調されたその始まりに、嫌な予感がした。その予感は半ば的中してしまうのだが、それほど嫌な感じでもなかったかなというのが正直な感想。
確かにケイト・ウィンスレットの肉体にはそそられます。出されれば、そりゃあ見ます。だからなおさら邪魔なんです。いや、邪魔じゃなかった、ある意味これも重要な要素であったりもしたのだなーと今にして思っています。
英語でフランス人らしい庭をとか主張されても腑に落ちないし、彼女には下心なんて全く無いわと言わずもがなのセリフを与えられても引いてしまうだけなんですけれど、一生懸命ド・バラを魅惑的にしようとする皆の努力がひしひしと伝わってきて、感動を覚える場面もありました。
ヨーロッパ貴族のことに精通しているかどうかで見方が全く違ってくる可能性大だと思います。知識ほぼなしの私は楽しめました。そして後で個人的に歴史を紐解いてみると、映画の中の設定はアイデアなのだと知るに至り、なんかチョビがっかり...そしてまた改めて考え直してみると、なかなか面白い設定かもなんて思い直したりして、要するに歴史を知っていようがいまいが楽しめるという結論です。ちなみに隣で見ていた知らない知識人風のおっさんは腕で口を隠しながら笑いを殺していました。なにがそんなに笑えたのか無知の私には理解不能です。
コメントする