トワイライト ささらさやのレビュー・感想・評価
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笑いが雑味
交通事故で赤児と妻を残して死んだ売れない落語家が幽霊になって妻子をかばうお話。
愛する人が幽霊となって目の前に現れるというアイデアは「ゴースト/ニューヨークの幻(1990)」をはじめ数多い。まあ、笑いと涙の感動物語を目指したのでしょうが笑いの部分が雑味になって興ざめ気味、確かに大泉さんにはコミカルな面があるのですがセリフを含め演出が雑なので馬鹿なダメ男にしか見えません。
訳アリの父親との関係を絡めて家族の絆を掘り下げたかったのでしょうが、回りくどい敵役仕立て、孫が可愛いのならガッキーから取り上げるのではなく妻子共に養ってあげればよいものをなかなかそうはしませんのでイラつくばかり。
豪華女優陣を配した割には無駄遣い、わざとらしい演出が難でした。
ガッキーが抑えた演技で母親を好演、授乳シーンにはたまげましたが吹き替えだったのでしょうね。
このテーマは下町人情ものの巨匠、山田洋二監督なら、もっと上手に愉しませてくれた気がします・・。
生活感が全く見えてこない。秩父市の特長を出せば良いのに
生活感が全く見えてこない。
しかし、
色々な役者に大泉洋を演じさせる演出は良かった。
本当のジオラマとジオラマ風撮影を使うのは斬新な手法だ。(全部ジオラマ風撮影なのかなぁ?)
兎に角、どこで泣いて、どこで笑えるのかが分からない。
最後ならば、夫婦の別れよりも子供との別れが気になると思うが。それで、『生まれてこなければ良かった』と言うセリフは無いと思う。
新垣結衣さんは『リーガル・ハイ』の様な役の方が合っていると思うんだが。『シン・ゴジラ』の女優さんに役柄をリスペクトされて、今は逆転しているかも。でも、新垣結衣さんにも3枚目のコメディー合うと思うんだけどね。
しかし、ストーリーがめちゃくちゃで、要らないキャラクターが多すぎる。また、矛盾だらけ。
かなりつまらなかった!!
作品のノリを許容できるかという事だと思いますが、かなりつまらなくて最後までしんどかったです。俳優それぞれの「憑依」演技も、何かの出し物を見せられている感じでした。「ささら」という町の独自性やロケーションの選定にも拘りが無いように感じました。福島リラを久しぶりに見ました。
気づかせてくれる映画
つい最近、家族みたいにずっと一緒に居た友人が事故で亡くなりました。その友人も結婚して子供が産まれたばかりでした。だからどうしても大泉洋(ユウタロウ)と重ねてしまい、ユウタロウの台詞全てが友人の言葉のように感じ、残された妻やユウタロウの父までにも感情移入してしまいました。
他のレビューで、父は罪を償わなければならないだとか、散々放っておいてバカもんは理不尽だとか、ユウタロウの父親にいいイメージを持っていない人が多い印象なのですが、私は違うと思います。
確かに母が病気で入院している時、父は仕事ばかりでお見舞いに行かなかったけど、行かなかったのではなくて行けなかったんだろうなと思いました。
それは仕事が忙しいからとかではなくて、たぶんあの父親は不器用な人だから、一生懸命仕事をしてお金を稼ぐことが精一杯の愛情表現なんだと思います。
ユウタロウの事も妻のこともちゃんと愛していた。
もちろん父を責めてしまったユウタロウの気持ちも分かります。
だけど、妻を失って息子にまで拒絶され、先立たれた父親の気持ちを思うと悲しくて涙が止まりませんでした。
そう思うと、映画の冒頭では悪者に見えた父親が孫を取り上げようと電話で「俺にはその子しか居ない」と言っていたのも切ないセリフに聞こえました。
そして最後のシーンは特に
ユウタロウがどれだけ愛されていたかわかるシーンでした。どれだけ拒絶されても愛おしかった子供に先立たれた父の気持ちが痛いほど良く分かりました。
そして、もう会えなくなってから父の思いに気付いたユウタロウの気持ちも切なかった。
当たり前に隣にいた存在がある日急に居なくなる。
なかなか簡単に受け入れられる事ではないのに、息子のゆうすけを当たり前のように育て、愛し続ける母はやっぱり強いなと思いました。
目に見える行動だけを見るのではなく、その裏に秘めた気持ちを汲み取ってあげられる人間になりたいです。
当たり前こそ大切にしようと思わせてくれたこの映画、友人に感謝しています。
生活費どうしてたんだ?
新垣結衣は透明だ。
この娘見てるとヘッドスパ行ってちょっとスッキリした感じと同じ。
活力源。
透明な人ってそういう風に周りに好影響を与えるので、彼女に関わったちょいと訳ありの人達も変化していく。
それを追った映画。
ユウタロウも死んではいるけどその影響はあって、死後にでさえ変化させてしまうというほどの影響力。
心地よかった。
石橋凌の心配もわかるな。
たいして稼げてなかったユウタロウが死んじゃって、さやは仕事してない感じ?
そりゃあ孫が気になるでしょ。
ささらに引っ越してからの生活費ってどうしてたんだ?
その辺現実感無いよな。
日々生活している人間からしてみると話に説得力がない。
でも、ガッキーの映画だから良しとしよう。
もったいない
キャストは良いし、そこそこ感動するんだけど。あれ?これもっと感動できるはずなんじゃ?って思ってしまう。原作は未見なんだけど、原作も基本は同じ流れなんだろうか。
ささら町を不思議な町として描くなら、東京で憑依しちゃダメなんでは?
最初なんで風景をミニチュア風に撮影してんだろ?と思ってたけど、映画の説明みたら不思議な町ささら町って書いてあって、ああミニチュア風の画はそれを表現してんのか・・・って映画見終わってから気がつくようじゃダメだろ。
ささら町を不思議で魅力的な町として表現できていない。ここはもっとコストかけてきちんとやるべき所ではないだろうか。
最後の、実は赤ちゃんに憑依していました、とか。ゆうちゃんと父親の確執の真実の部分とか、ぜんぜんオチてない。
特に親子のすれ違いによる確執部分に納得性うすいと感動できないし、映画館で過去の情景が流れるのも突然すぎ。過去の父親の映像みたら、孫を俺に寄こせとか言う人に見えない。ここに疑問を感じさせちゃダメだろう。
期待しすぎたかなぁー
大泉洋が事故で亡くなり身寄りがなくなった新垣結衣ちゃんがささらの町にやってきて暮らし始める。
大泉洋がいろんな人に乗り移って新垣結衣ちゃんと会話したり…
大泉洋と絶縁していたお父さんがやって来て子どもを連れ去ろうとしたり…
キャストが良くて期待しすぎてたな。
親にありがとうって気持ちになった。
お話の内容を何も知らず
何の期待もせずに観て
とってもお得な気分になった。
いい映画だ。
ハートウォーミング。
ご近所の三婆が良かった。
藤純子さんのボケてるフリが笑えた。
介護認定の為
行動をメモする嫁も笑える。
いよいよ徘徊が始まった…😂
電車の中で子供が泣くのをうるさがる人っているんだろうな。
エリカさんの言ったことはとってもまとも。
彼女が子供の検診で嫌な思いをする場面は
あるあるって感じ。
サヤの前に出ない何でも感謝する生き方は難しい。
中村蒼さんがいい味出してた。
大泉洋さんはどの映画も大泉洋で安心して観られる。
ささらの家並みが昭和チックでいい感じ。
遠景はジオラマのようでとてもかわいかった。
てっきり夫婦愛かと思いきや
冒頭、「あたくしもう、この世の人間ではございません」と言う、噺家、大泉洋のセリフから始まり、その語りによりストーリーが進んでいくのだけど、笑えない噺家の話なだけあって、これがまったく面白くない。
気弱で頼りない妻と幼い息子を残し、交通事故で死んでしまった主人公。
妻と息子のことが心配で、心配で心配で、心配で心配してたら他人に乗り移っちゃった!というお話。
「ささら」という不思議な街で、
個性的な隣人と出会い、隣人たちに支えられながら、母親として成長していく。
てっきり夫婦愛を描くのだと思ったらそれだけじゃない。
「ばっかだねー、おめーは。」
まるで口癖かのようにサヤ(妻)に話しかけてきたユウタロウ。
次第に母親として成長してきた妻に、目を逸らしてきた大切なものに気付かされる。
ところで、ヘッドライト5回点滅は、もしかして・・・愛してるのサインーーー?!?!?!
街の風景がジオラマで
初めは、まじか!って思ったのだけど、
そこに「ささら」という街の不思議さが現れていてとてもいい。
個人的に富司純子さんの声や口調が大好きです。
もうまさにサマーウォーズのおばあちゃん。
そして見所は寺田心くん!
あんなに長いセリフを…。。
可愛い。可愛すぎる。名演技すぎて、おばちゃん涙が止まらないよ。
(寺田心くん大好きなのでかなり贔屓目で見てます)
全体的に展開というか心境の変化が急で、理解できてない部分も多く、もしかしたら気付いてない描写があるかもと思い、無難に☆3つ。
夫婦愛。家族愛。うまく織り交ぜていた。
夫ユウスケが交通事故死。しかし・・残された妻が心配で成仏できない・・。生きている人間にのりうつって妻と対面し会話する。この題材が面白い。ファンタジーなんだろうがいやらしくなく・・ほっこりさせられた。とっても和む。そして考えさせられた。
のりうつる人々のサイドストーリーもしっかり描いていてそこも見応えあった。スナックのママとその息子のストーリーには号泣。ストレスで言葉を発することのなかった息子がユウスケがのりうつったことによって突然話し出す。しかも自分の心の声も母に対する気持ちもユウスケの言葉に乗せて語る。このシーンはグッときた。
前半より後半にかけてこの題材が深みを増していて実に考えさせられた。いつか離れ離れにならなければいけない。残された妻と我が子。ユウスケもまた涙ながらにさやに語りかける。いいところでいつもかゆくなってタイムリミットになるあたりは滑稽で面白かった。
最後は実の息子にのりうつっていた。ここはウケた。でも、強引に自分の父親との関係をクリアにもっていく・・。この展開にはちょっとビックリだったが・・なぜか泣ける。大泉さんの美しい涙にそそられて・・泣いてしまう。不思議なくらい。
さやが後半にかけて実に強い母親に成長していた。
そしてやってくるお別れの時。ここは夫ユウスケに感情移入してせつなくなった。でもさやがラストでしっかりとしたまなざしで空を見つめていて、後味よく、なんかほっこりあったかい気分になれた。
エンドロールでコブクロさんの歌。これが感動をそそる。
実にいい映画をみたーって充実感。日本映画いいなーって改めて思った。
役者陣も難しい演技を求められたと思う。特にユウスケを演じなければいけない・・むずかしさ。
面白い作品。 良質さを感じました。
うーん、
高評価だったから見に行ったものの、正直期待しすぎた感じでした。
なんか周りを固めるおばちゃん達の設定がどれも中途半端で、結局なんでボケてたふりしてたの?て感じ。
最後のお父さんの回想シーンだけ泣けたけど、大泉洋が成仏する泣かせシーンは無理矢理過ぎて冷めてしまいました。
親の心。子の心。
原作の内容は知らなかったが、宣伝から大体見当はつく。
これは…ダメだな、泣いちゃうな。とまず思った。
私的な感情を含めず映画を観るのは大概難しい。
そう思って観に行ったのに、観終えてみたら予想と違った。
ささらさや、というタイトルのように、そよ風が流れて
いるかのように笑いと泣きが交互に訪れて明るく軽やか。
夫に急逝された妻子がどんな運命を辿るか、その苦労を
想像するところだが、物語はそちらへズームしていかない。
大泉洋のキャラクターもあって「バカだねぇ」の台詞が流れる
冒頭から、ややミステリー調の笑いが続いていく。
人を疑うことを知らない妻が心配で心配で…と亡夫はいうが、
子供を産んだ母親ほど強い者はない。うら若き新垣結衣でさえ、
しっかり母親になっている。こんな時頼りないのは夫の方だろう、
なんて思っていたら、本当にそういう話だった^^; あらまー。
亡夫が憎んでいた実父との関係がポイントになってくるが、
大泉演じるユウタロウが(おそらく)誤解してきた当時の記憶が
後半、父親の回想となって流れるところでは感極まってしまう。
可愛くて仕方ない息子への想いは、何も変わりがなかった。
母親には分からない、父親側の愛情がテーマだったのか。と、
まさかと思う場面で泣かされる観客の方が狐に抓まれた思い。
だけど、そうだよなぁ…と思う。もしも自分が死ぬ前に一度だけ、
もう一度だけ、果たせる夢があったらとユウタロウに共感する。
(あ、いけない。もう死んでるんだった。)
様々な人に憑依しては笑いの渦が巻き起こるが、やはり出色は、
あの子供!「じじい、ばばあときて、今度は子供だよ」に笑った。
ちっちゃい手で、カウンターを、バン!って叩くところも可愛い。
大泉洋に一番似ていたのは中村蒼。ビデオで研究したらしいが、
動きも台詞も大泉か?と思うほどよく似ていた。特に背中の演技。
死んでしまった彼が手助けする名作といえば「ゴースト」があるが、
目的を果たしたら魂は旅立っていく。やはり別れはやってくるのだ。
運命は残酷だと思う反面、不幸の次には何か齎すのも事実である。
(ささら町の撮影方法がユニーク。ミニチュアにしか見えなかった^^;)
ん〜
笑いあり、涙はなかった!
田舎の電車が走ってる景色が明らかに偽物★
地元にロケ地が含まれていたので模型物を
使うならもっと出して欲しかった(笑)
サヤが赤ちゃんにおっぱいあげるシーンも
どこからか持ってきた映像でした…←
赤ちゃん役、目がパッチリしてて
可愛かったです!
家族の絆を感じる映画と期待してたけど
ちょっと違いましたσ(^_^;)
ミーちゃん(猫)をだっこしに早く帰りたくなった。
人に生まれたからには親との確執は避けられないものであろうが、幼い頃の親を慕う気持ちを思い出せば親が自分を大切に思ってくれていることを素直に信じられる気がする。
憑依される演技、小松政夫さん、富司純子さんが達者なのはもちろんだが、ダイヤくん役のお子!
あっぱれでした。エリカさん役の方も印象に残る素敵な女優さんでした。
思ったより二人の演技で泣けない
昨日のレイトショーに夫婦で観に行きました。
見所は、大泉が他人に乗り移った時の演技。あと、赤ちゃん役の子が表情豊かですごく可愛かったです。
もっと、大泉と新垣の二人の演技で泣けるかなと思ってたが、ラストスパートに暗い部屋の中で最後に泣きながら抱きしめあってる時でさえ泣けなかった。でも、どなたかが書かれてる通り大泉の父親の演技が一番泣けました。回想シーンで母親と父親が出てくるシーンでは、家族を思う気持ちが自分の両親と重なって泣けました。
落語調の演出
大泉洋が落語家ということで、演出が落語調で進んでいくため少し戸惑いました。前半の笑いどころはことごとく外し、少し不安にもなりましたが、中盤から持ち直し最後はしっかり泣かしていただきました。
家族愛
久しぶりの邦画です。
ほっこり笑えて、泣ける映画でした。
スナックでの子供のシーンとラスト前の人生を振り返るシーンが良かったです。
人生経験によって、映画の見方が変わるんだなと改めて思いました。
子供を持った人でないと親の気持ちはわからない、大切な人を失ってみないとその悲しみは本当の意味ではわからないと思います。
夫婦喧嘩をしてる時は、お互いイライラしてるものです。
でも、大切な人を失ってみて喧嘩できることが幸せだったんだと後になって気付くんですよね。
自然と涙が溢れて、たくさん泣きました。
時間を置いて、また観てみたい作品でした。
思い出しても泣いてしまう
夫婦で行きました。
もし夫が死んだらこんな風に出てくれるかなと聞いたら、さすがにガッキーとは違うから安心して成仏できるって笑いながらいってた夫も泣いてたようです。
夫婦だけじゃなくて、親子愛も描かれてて今も思い出しだけで涙がでます。
見終わった後がほっとする映画でした。
泣ける>泣ける>笑える
私もキャスティングには違和感ありましたが、中身ではまずまずまとまっています。
もう少しコミカルで笑えるシーンが多いかと思っていましたが、親子愛がメインテーマなんですね。
泣けるシーンが多くて、最後は幸せな気持ちになりました。
自分も父親なので、感慨深いところがありました。
全23件中、1~20件目を表示