極道大戦争のレビュー・感想・評価
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三池監督作品は、当たり外れが激しい
印象:意味不明
導入部分はよかったんです。
途中からSFになって、どんどんおかしくなっていき・・・
意味不明なまま消化不良で終わります。
こーゆー滅茶苦茶な話は、園子温監督にお願いしたかったです。
どう考えても、「新宿スワン」と監督が逆でしょ。
どっちも駄作にされちゃって、原作者も役者さんも可愛そうです。
役者さんと言えば、高島礼子さんの起用が意味不明です。
極妻のイメージでもないし、なんなんでしょ?
大根なでんでんは、毎度の事ながら作品をダメにしています。
チョイ役ならまだしも、今回はミスキャスト以外の何ものでもありません。
市原くんが熱血に演技しているのに、シリアスなんだかギャグなんだか、演技が中途半端過ぎて・・・引き込むでもなく、笑わせるでもなくなく、大根ぶりを遺憾なく発揮しています。
後払い価格にするなら、いいとこ300円かな。
映画の料金、鑑賞後に自己申告で払いたいですね。
1800円かあ…
原点回帰の言葉通り、はちゃめちゃ感は申し分ない…というか壊れてる。
それでも何か吐き出したいメッセージのようなものを見てたはずなんだが…今作には感じなかった。
監督の好みなのかもしれんが、普段のストレスを開放しました的な印象。
KAERU、サイコー。
疑問なのは、誰が立案者なのだろうかと。
この企画を持ち込んだのは誰なんだ?
当初の目論見とはズレたんじゃないだろうか?
なんか、中途半端な燻り感が残る。
主役は、誠心誠意、直向きに、持てる力の全てを尽くして挑んでたように思う。
基本的にナルシスト感はあるのだが…この作品にそこまで没頭できるのは、ある意味凄い。
最後まで見る気が失せました。
噛まれたら、ヤクザになる。
どんどん一般人が、ヤクザになって、増えてゾンビみたいになっていきます。
全くストーリー性がなく、感動も興奮もありません。
無駄な時間を過ごしてしまったと後悔しています。
あまりのつまらなさに映画館内から途中退出するお客さんもちらほら…
この映画の撮影を通して、視聴者に何を届けたかったのか出演してる俳優、女優さんにインタビューしてみたいですね。
良い意味でも悪い意味でも無茶苦茶な作品。
「ヤクザバンパイア」なる荒唐無稽な設定を皮切りに。
継承されるヤクザ、増殖するヤクザ、崩壊するヤクザ。
寂れた漁村を舞台に紋切型のヤクザ達が大暴れ。
中盤以降は「ヤクザバンパイア」に対抗する謎の組織、そして最強の刺客も登場。
唖然茫然とする中、支離滅裂な話は更に暴走。瓦解。崩壊。爆発。
完全に置行堀にされました。
ここまで荒唐無稽だと逆に“アリ”という部分も。
漁村の地味な面々が感染する中で差し込まれるヤクザ寸劇。
特に坂口茉琴と優希美青の頑張りは好感が持てました。
また謎の組織のチープ感も良かった。
MAD DOGことヤヤン・ルヒアンの雑な使い方から始まり、河童、そしてKAERU君。
KAERU君は終盤こそ残念な感じでしたが階段昇降と格闘場面は馬鹿馬鹿しくて良かったです。
当然、荒唐無稽が過ぎて“ナシ”の部分もあり。
何が何でも、話の雑味が多過ぎる。雑味オンリー。
「ヤクザバンパイア」の設定も派手な割にフワッとしており。
原因と結果が明確ではないため話の展開が呑み込み難い。
話の筋や整合性を楽しむ作品では無いのは分かっていますが。
それにしても雑さが気になりました。
良い意味でも悪い意味でも無茶苦茶な本作。
話の雑さも相まって俳優の演技は全体的に下手に見える。
いや、市原隼人と成海璃子は明らかに下手。三文芝居。
成海璃子は作品に恵まれない女優の一人と思っていましたが。
本作のヤル気の無さは少し吃驚。
本来の資質、これまでの印象を塗り替える出来になっていました。
これで良いのか? 成海璃子!?
三池崇史監督のキッツイ方の作品。
…デヴィッド・クローネンバーグ監督作品「コズモポリス」以来、作品が合わなくて途中退席される方がいました。
監督の過去作から共通する濃い目のエッセンスがウェルカムな方であれば。
オススメです。
カッパ!
臭いカッパの所は最高に面白かった!
さすが「ザ・レイド」のヤヤン・ルヒアンが出てるだけあって、中盤のバトルシーンはなかなか見応えがあって、日本の役者さん達も頑張ってて良かった!
なのでラストの市原隼人との一騎打ちのシーンはちょっと残念だった。もっとバチバチの格闘(シラット)見たかった!
あと、三池監督はチャウ・シンチーの「西遊記 はじまりのはじまり」とか好きなんだろうなぁって思いました。
Theオリジナル。
オリジナル作品ということで三池監督には好きなようにやって欲しかったけど、これやり過ぎて意味解らない(笑)
ヴァンパイアヤクザパンデミック世紀末ものっていうか…でも、ヤクザ映画としての迫力は凄かった。リリーさんも市原隼人さんも気合い入っていた。「狂犬」ヤヤン・ルヒアンは意表を突いた登場でした(笑)
美術やメイクの造り込みも良くて、退屈はしなかった。
私はよく理解出来なかったけど、質が悪い訳では無かった。
ま、お上品なシネコンで観る作品ではないとは思います。
全てを忘れさせてくれる素晴らしい映画。
この映画の魅力を列挙していきます。
①KAERUくん
はい!これ!!KAERUくんが全てをカッさらう!!
カエルくんって名前でわかるとおり適当にだれでも考えつきそうなゆるキャラなんだけどアクションのキレがすさまじい。あのダボダボで小汚いきぐるみから放たれる後ろ回し蹴りを見た日には誰もがKAERUくん"さん"と読んでしまう。
この格好でも十分に衝撃的なんだけど、そこからフォルムチェンジします。変わってもカエル!!つーかもっとカエル!!
ここの小ネタが超好きで、おへその位置にガムテープ貼ってある。おへそは哺乳類しかないからね。両生類がおへそあったらおかしいよね。だからガムテープ!安易!!!
…かと思いきやコレがデカいスイッチになるとは誰が想像しただろう。
そっからの展開はホント誰も想像つかない。まさかのKAERUくんがKAERUくん"さん"になり、最後にはKAERUくん"様"になるとは…。
②アクション
前項のKAERUくんにも通ずるんだけど、アクションの魅せかたがザ・王道。潔い。
先日、師匠の薦めで「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ<外伝> アイアン・モンキー」観たんだけど良いアクション映画こそ見得を切るシーンが印象的。それができている映画。
市原隼人とヤヤン・ルヒアンが最終決戦する場面ではジっと…見得を切ってからアクションが始まる。その空気感が大好き。
相手の様子を探りつつ、攻める素振りをみせて、一瞬のすきを突いて仕掛ける。そのすきすらも策略のうちだったりして、もう…終わりなき旅ですよ!
③小ネタ
三池監督の真骨頂。小ネタが散りばめられてる。
主人公が身体がほてってるとなれば生卵持たせて手のひらに落とさせ目玉焼きを作る。
漢同士の戦いの前には必ず横行なドラをねじ込んでくる。
よくわかんねぇけどカッパの口が異様に臭いし、街に迷い込んできたオタクが異様に強い。
飲み屋の地下には厳つい連中が群れをなして編み物教室に興じてる。
正直な話しちゃえば、脚本なんてあってないようなもん。
でも、そんなことを忘れさせるような衝撃があるし、感動もある。
マッドマックス最高という方にはぜひぜひみてほしい!!!
もっと練れば
まぁ楽しめる映画だとは思うけど、もっと詰めて欲しかったかな。
初デートとかには向かないと思うけど、こういう映画を観た時にふたりの観点や笑いの感性とかが窺い知れるからそういう意味ではありかな。
それにしても三池監督、思い切ったなあ〜。
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