「人はモノでできていない。」365日のシンプルライフ 映画好きさんの映画レビュー(感想・評価)
人はモノでできていない。
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多くを語らず、映像や主人公の行動で、物語を語っている印象を受け、フランス映画っぽいなーとも思いました。(調べてみるとフィンランドだそうで、自然や雪景色が新鮮でした。)ペトリが、倉庫の前で椅子に座り、物はもう必要ないと気づくシーンは、わかりやすくグッとくる場面でした。
また中盤では、祖母に「人の幸せはモノでは測れない。人はモノでてきていないから。別の何かが必要よ。」というセリフがあった。単に物を減らせば良いのではなく、なにが大切か考えさせられるシーンでした。
ミニマリストブームなどがあり、実際の私生活では、物を減らすことは出来たが、物を減らした後の何が本当に自分に必要で大切かを考えることは出来ていなかった。しかし、この映画はそこまで踏み込んでおり考えさせられる深い内容になっていると思った。
また「物はただの小道具よ」と祖母は言っており、人生の主役はその人自身なのだと気付かされた。とんでもなく祖母はいいキャラしてました(笑)
最後にペトリは、「所有とは責任であり、モノは重荷になる。どんな重荷を背負うかは自分で決める」と言っており、私もペトリを見習って行動しようと思う。
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