ここから出ていけ!

解説

南米ボリビアで1960年代からアンデス先住民の現実を描き続けてきた映画制作集団「ウカマウ」が、亡命中の1977年にエクアドルで制作した作品。アンデス山脈の谷間にある先住民村に、アメリカの宣教師たちがやってくる。彼らは医療施設のない村に無料診療所を建てるなどして一部の村人たちの心をつかみ、村内に精神的な亀裂を生じさせる。その一方でアメリカ人たちは村の地質調査を行ない、鉱物の試掘作業を進めていく。やがて、鉱物資源開発を目論むアメリカの多国籍企業が村に現われる。多国籍企業は贈賄によって政府を味方につけ、土地を守ろうとする村人たちを排除していくが……。

1977年製作/102分/ボリビア
原題または英題:Fuera de aqui!

スタッフ・キャスト

監督
製作
ベアトリス・パラシオス
脚本
ホルヘ・サンヒネス
撮影
ホルヘ・ビグナッティ
ロベルト・シソ
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