リヴァイアサンのレビュー・感想・評価
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何かを捉えようとする意思皆無
迫力ある海の映像と、残酷な魚殺傷の映像との連続ではあるが、なぜか見ているこちらの感情が何も沸き上がってこないのである。そのように仕向けた映像なのか、それとも衝撃的映像に麻痺されてしまった自分が悪いのか…
カメラを海に投げ入れたり、漁業者の目線に設置してみたり、あらゆる試みを駆使しながら、興味深い映像を創り出そうという意図は分かるのだが、その絵はただ映ってしまったものにすぎないのでは?と思ってしまう。見たこともない海のうねり・動物の動きがめくるめくものの、それはビデオドラッグ的な映像にすぎず、あるべきはずの自然への畏怖なるものが全くと言っていいほどに感じられず、どんなにか眠気と闘ったことか─。
監視カメラや定点カメラの重要なところだけを抜き取ってただ繋げたとしても、1時間とか2時間などもたない─これがこの映画を見終わったあとの率直な感想だ。
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