海を感じる時のレビュー・感想・評価
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人間らしい
恵美子にすごく共感した
恵美子も、洋も、お互いのことが好きな訳では
ないんだと思う、単なる共依存。
恵美子は自分に自信が持てなくて空っぽだから
誰かから必要とされることで心を埋めたかった
洋は単純に自分の欲求のため。
でも自分の欲求のままに恵美子を扱うのは
あまりにも自分が醜い奴で苦しかった。
だから拒んでいた、でも理性と反して欲求は体を求めてしまうからそんな自分と葛藤しているように思えた。悪い奴でいたくなかったんだろうね。恵美子は洋に幸せにして欲しかった訳じゃなくてむしろ都合よく扱われていた方がよか
った、自分のことを愛してくれない人に縋っていたかった。だから、自分のことを好きだと洋が言ってきて急に信じられなくなったんでしょう、決定的に自己肯定感が低いから。(自己肯定感が低い原因はきっと母親のせいでしょうね)
そして自分からぶち壊した、ああリアルだなとすごく思う。私も満たされないものに必死に縋る癖に、満たされそうになると全部壊したくなる。大切にされたり、幸せのなり方なんて知らないから、怖くなる。
お互いがお互いをたまたま必要としていた、
それに縋っていた、そんな映画に思えるけど
それは純愛なのか、恋なのか、私には分からない。そして「海を感じる時」の海とはなにを表しているのか、もう少し考えてみたいと思う。
男女の話ではなく、母娘の話
主人公も、誰でもよかったんだと思う。
自分をぞんざいに扱う人なら誰でも。
大切にされるようようになったとたん、自らぶち壊しにいったのがその証拠。
自分のことを大切にできない。
自分のことを大切にしてくれる人を好きになれない。
ぞんざいに扱われてるほうが落ち着く。
典型的な自己肯定感が低い人間。
原因はあの母親。
娘のことを大切に育ててきたのは事実だけど、
「片親でも人並みに育てあげなきゃいけない」
「人様にまともな母親と思われたい」という思いからのことで。
どうせ夫に先立たれた我が身かわいさと、
世間体ばかり気にしてたんじゃないの?と言いたい。
大学行けなかったら恥ずかしいとか、
自分の人生犠牲にしてきたのに意味ないだとか、
目の前でご飯捨てたりだとか、、なかなか胸糞。
子どもはどう転んでも結局は親のことが好きで
反抗してても罪悪感でいっぱいなんだから、、
最後、家でミシンを扱う母の後ろ姿と、
ピアノを弾く父の姿を思い出してるのが切なかった。
父親が生きてたらまた違ったのかな
ちなみにひろしは主人公の反対で
自分のことばかり大事にしすぎる人。
傷つきたくないから、相手を突き放す。
普段はポーカーフェイスで、後出しで実はあのときああだったこうだった、、、って。ずるい。
姉には何から何まで筒抜けだし。
甘ちゃんなのかな、結婚相手には絶対したくないタイプの男だった。
狂った男が女を狂わす(1)
『海を感じる時』(2014)
15歳未満閲覧禁止指定の映画であり、ポルノ作品を作っていた人が監督でもあり、アダルトビデオ的な性描写が初期から現れて来るが、最初は熊がみたいと動物園か、子供を肩車する男性と主役二人がすれ違って、性行為だけではなく家族というような対比を含ませている様子である。出会いの場面に遡るが、高校生の新聞部で二人きりの時に、男のほうが女に向かって、「好きではないがキスをしてみたいから」と言い、女が応じる。その後喫茶店で、女は男に、「前から好きだった」と告げる。女のほうはだから応じたのだろう。しかし男は「女の人に興味があって、君じゃなくても良かった」と言う。重ねて病的な面をもった関係性だと明らかになる。そこから女は男を思い続け、性欲処理のための「都合の良い女」として、離れないという話だろうと思う。女にとっては初めての男であり、純愛である。ところが男は最初から弄んでいる事を女に告げているのだ。次のシーンで、タバコを吸う女が中絶なのか、主役の都合の良い女に対して医師へ告げるための協力を要請するようなシーンがあるが、よくわからなかった。男と都合の良い女は同棲していた。現在の場面に
戻る。原作者の中沢けいは、21歳で結婚して2人を産んだが離婚して、シングルマザーで過ごしたという早熟かつ現代の問題を体現してしまったような人らしいが、法政大学の日本文学の先生をしているとの事である。教育者としてどう性やその他の事に関して講じているのだろうか。主役を演じる市川由衣みたさで、乳房や尻なども裸体で出て来るが、テレビドラマの『H2~君といた日々』という高校野球ドラマでリアルタイムに観たのが認識した最初だと思うが、そこにもキスシーンは演じて衝撃的に思えたが、それどころでは無い映画だ。しかし2005年のその映画より衝撃は無い。行為の度の強弱ではなくて、行為者の年齢や設定もあるだろう。テレビドラマではその後どうなったか知らないが、この映画では、高校生時代から何度も性行為を繰り返してきた事を予測させるような事態で、新聞部の部室で二人きりの時に男は暴力的に女を自ら脱ぐように命じて、女は従うが、演者はおそらく29歳で17歳かそこらにさせている所も倒錯的な所であろう。この映画は15歳以上は観ても可能にされているのがあるが、高校生は観ても可能にしているのはどういうことなのか。高校生なら性行為をしても良いと映画業界は判断していると言う事なのか。厳しい父母ががいなくなり、甘くいい加減になった日本社会の基準と映画業界は判断しているのだろうか。
愛してもいないとする最初に性行為してきた男をずっと追い続ける都合の良い女。このシチュエーションが、何を男女の純粋な関係として垣間見せようとするのか。だいたいそれが意図としてあったのだろうか。原作者は何を意図したのか。映画監督は何を意図したのか。内容があってもなくても行為は同じだが、内容が示されなければアダルトビデオやポルノと変わりは無い。俳優や女優は誇りを持って演じられただろうか。性の社会病理を考慮させるような隠された価値はこの映画にあっただろうか。女がタバコを吸おうとして、これは男の吸い殻のように見えたが、辞めるシーンがある。だがその後ブランコで平気で吸っているから常習だった。この前後の吸う吸わないの対比の意味はわからなかった。高校時代と何度も戻って行くが、女は身体だけでも良いならそれで良いと男に逆に頼んでしまうので、それまでは男は女を触ったり脱がせたりするところまでだったらしいが、長椅子を2つ並べて最初の性行為になる。これはなぜか性行為のシーンではなく、推測させる方法をとっている。ここら辺の見せ方の違いも何か考えてやっているのかどうか。現在の性規範の無くなってしまった同意があればなんでもありのような社会の中で、初めての男が愛してないのに性行為を許してずっと都合のいい女として添っていくというのは何を語ろうとしたのか。主人公の姉らしき女は、ハンドバックや洋服を買ってもらったし、売春みたいなもんよ。として何者かと関係しているらしい。妹は愛とは何かを姉らしき女に問いかけたようだが、姉もなんだか無機質的な事を言ったようだ。このセリフは解釈において大事だったかも知れないが、通り過ぎてしまった。二人は、高校時代に女が生理が止まっているのを男に告げる。女は産んでみたい。育ててみたいと男に言う。男は金は出すよと言う。女はあなたに似た男児が欲しいというが、男は拒絶する。
中絶は日本ではわかっているだけで年間20万件程度あるのだと言う。毎年である。これもその一つのケースに過ぎないのか。
愛しいクズ
池松君みたさ&市川ちゃんのおっぱいみたさという
すっごい不純な気持ちで見てみたけどよかった。
池松くんも市川ちゃんも両方くずなんやけど
市川ちゃんの気持ちめっちゃわかるわ~~~~って思ってしまう。
女性目線の映画だからかな。
池松くん演じるくず先輩、くずはくずやけど
ある意味優しいくずというか…素直くず?なんだ素直くずって笑
最初に僕はこういうやつって何度も言葉で言ってるし
自分に近づかないように拒否するのは優しさだと思う。
(拒否せずずるずるいく男性がほとんどだと思うから)
好きになったっていうてたけどあれは愛なのかなあ、、
最後の海のシーンもよかった。
次はいい恋しろよ!と言いたくなる。(どこの立ち位置で言ってるかは不明)
何が言いたい?
後輩に面白い映画ですよと勧められて
DVDをレンタルして観ましたが
30分ほど見た所で爆睡、気が付いたら終わってました
仕方がないので、再度見直しましたが
単なる女ストーカーが男を忘れられずに・・・つうお話?
ファンの方なら一見の価値あるとは思いますが
そうでない方は、別に・・・
女性に見てほしい。恵美子せつなすぎ・・
とても屈折しているストーリーでした。これが純愛だったらこの主人公・恵美子はせつなすぎる・・・。女性目線だととっても悲しくなってしまいました。
ともあれ・・恵美子の環境が可哀そうであった。母と2人で暮らしているが、この母親がちょっと怖い。自分どおりにならない娘に向かって物を投げつけたり、罵倒したり・・こんな環境で暮らす恵美子が可哀そうだ。そして先輩に恋するも・・この男もひどい。体だけを貪り・・恵美子に対してすごく冷めていた。女としてちょっと寂しい。それでも恵美子はどこにも行くあてもなく・・母親から逃げてはこの男に会いにゆく。実にせつなく・・終盤まで暗い気持ちになった。
でも・・ラスト・・やっぱり自分の家に戻る恵美子。先輩との恋もなんとなくやりこなし・・最後は女の貫禄出まくっていた。そこにグッときて・・しんみりできた。女性にぜひとも見て頂きたい。こんな女の一面。リアルにありそうか?恵美子の「好き」って感情・・体を捧げて表現するせつなさ・・ぜひ見て頂きたい。
あららら
何かと話題だったんで公開初日に寝過ごしたけど全速力で走って映画館へ。いつどのへんでストーリー展開すんのか❓と睡魔と戦いながら観ていたが、結局何のメリハリもなく素敵なエンディング曲で終わった…。これって鬱陶しいストーカーの話を最後に海でごまかした感が否めない。なぁ〜んだ、市川由衣のお膳立て作か❗️強いて言うねら、母親の主観として舞妓はレディの中村久美さんの演技に1票❗️
これ、ただのストーカーでしょ?
市川由衣がかわいいからって、目くらましになっていないか?
あれが、ブスだったら同じ思いで見れるのか?
たとえば渡辺直美でも同じか?同僚がまちゃまちゃでも変わらないか?
なにされてもいい、と周りが見えないだけの馬鹿でふしだらな女ではないか。
池松は、はじめこそキスを迫ったが、あとはずっと「君がだめになるから」と突き放していたじゃないか。
で、なんでほかの男と寝たことを責められて、ドヤ顔で「あんたがしてきたことよ」と言い張るのか。
海をみて、何を感じたんだよ。知るか!勝手にヒロイン気取りしてろよ。
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