「原作との差異が…(ネタバレ注意!)」ハーモニー croseさんの映画レビュー(感想・評価)
原作との差異が…(ネタバレ注意!)
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<不満点>
タイトル通り、原作との少し違った点が何箇所かあります。
それも作品としてのターニングポイントや魅力的なシーンが
変えられていました。
特に喫煙・飲酒シーンは全てカットされていて
トァンの現代社会への不満度の表現が落ちているようにも見れます。
(モブキャラはワイン飲んでましたが)
原作で、トァンがライターで伝言が書かれたメモ用紙を焼くシーンが
好きだったんですが、喫煙シーンがないのでカットされてました。
残念。
ラストシーンでミァハを射殺するシーンも変わっています。
原作ではトァンは復讐心と愛情を持って引き金を引くのに対し
映画ではハーモニープログラムの実験で変わってしまったミァハに
「私の好きなミァハのままでいて」と涙ながらに射殺します。
個人的には一番感動する
ミァハとトァンがチェチェンの山脈を見るシーンも盛大にカットされ
全体として盛り上がりに欠けてしまってます。
チェチェンに着いた辺りからは
「時間が足りないので割愛!」感があると思わざるを得ないです。
もしかしたら原作読まずに見たら楽しめるかもしれません。
キャラクターにCGを所々に使用していますが
どうもあの滑らかな動きが苦手で…
<良かった点>
物語の重要な要である御冷ミァハの狂気を孕んだカリスマ性は
吹き替え・映像化されたことで原作より
上手く表現できていると思います。
喫煙・飲酒シーンはなかったですが
トァンがいかにこの社会に息苦しさを感じているかは感じ取れます。
<総合評価>
ラストシーンを除いて、全体的には好きです。
Blu-rayは間違いなく買います。
ただやっぱりラストシーンは…
という感じで評価★★★にしました。
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