「ガンダムを知らない世代にはどう写る?」機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル ikuさんの映画レビュー(感想・評価)
ガンダムを知らない世代にはどう写る?
公開最終日、20時過ぎの回にて観賞。
スクリーン開場前にエントランスに行儀よく並ぶおじさん達の姿から想像できたが95%が男性客。なかなかに圧巻。
600名近いキャパのスクリーンに8割くらいの入り具合なので、週末とはいえ、驚きの集客力。
さすがのガンダムブランド。
場所柄、もう少し若い層もいるのかと思いきや、完全にガンダム好きな加齢臭が気になり出した世代中心で、私も同じ穴の狢か。
さて、肝心な本編はさすがのクオリティ。
安彦デザインのキャラクターが生き生きと動いていた。ガンダムに触れたことがあれば間違いなく楽しめる。
分かりやすく性格付けられたザビ家の面々やジンバ・ラルの人間臭さ、若かりしランパ・ラルと行動的で魅力的なハモン。
ただ、ファーストの印象が強すぎて、キャスバルとアルテイシアの声にはギャップを感じざるを得ない。
そもそも副題にもついているキャスバル=シャアだって説明もないし、モビルスーツ同士の空中戦も冒頭だけ。物語も政治に巻き込まれていく話なだけに、ガンダム初心者にはどう写るのか?
柔らかな日常のギャグも多目に入っているが、ベタさは否めないし、もしかしたら古さを感じてしまうかも。
ガンダム初心者の意見を是非聞いてみたい。
とはいえ、一時間強の作品であることを考えれば、非常に分かりやすくまとまっていたと思う。 エンドロール後の続編予告には期待せずにはいられない。 四部作でどこまでを描くのか分からないが、Ⅲから怒濤の展開になりそう♪
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