劇場公開日 2014年11月22日

  • 予告編を見る

「怪作の魔女」スガラムルディの魔女 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0怪作の魔女

2018年1月26日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

悲しい

怖い

通なファンからカルト的な人気があるスペインの鬼才アレックス・デ・ラ・イグレシアが放つ、これまた怪作!
子連れの銀行強盗一味が逃亡中辿り着いたのは、
人喰い魔女伝説が残る村だった…!

序盤のクライムコメディ・タッチが、ダーク・ファンタジーとホラーのコメディへ。
これがイグレシアの味か…!

とにかく、ヘンテコ、奇妙キテレツ。
登場人物のクセ!
何故か子連れで、何故かキリストや兵士のコスプレしてる強盗一味。
バアチャン、母親、セクシー美人娘の魔女たち。
追う刑事はまともに見えて、それが逆に浮いているというクセ!

魔女コメディ版『フロム・ダスク・ティル・ドーン』とでも言うべきか。
ちょいちょいのエログロ、ブラックな笑い。
話も何だか訳が分からなくなってくるが、最後の方なんかかなりブッ飛んで(あの儀式とか生け贄は『キング・コング』オマージュに見えた)、意味不明通り越してヘンにユニーク!
本当に、誉め言葉での怪作!

OPクレジットは魔女らしき女性たちなのかな…?
何か、凄い面子だった気がする…。

近大