「キャラ設定が中途半端だったのはちょっと残念、でも武井咲の可愛さは思いっ切り堪能しました」クローバー スペランカーさんの映画レビュー(感想・評価)
キャラ設定が中途半端だったのはちょっと残念、でも武井咲の可愛さは思いっ切り堪能しました
少女漫画の映画化と言えば学園物が定番ですが、この映画は大人が主人公のいわゆるオフィスラブと言うことで、学園物よりは少し身近に感じながら見れるのかなと淡い期待を込めて見てみたら、やっぱり、と言うか当然ながら少女漫画は少女漫画でしたね・・・ってまあ見ているこっちが恥ずかしくなるような展開も、それ目当てで見ている方にはキュンキュンしてしまう話なのかもしれませんが。
まあ作品の出来については、私はこの分野にあまり詳しくはないので(いや、どの分野も詳しくないか)、出来が良かったのか悪かったのかいまいち判断が付かないってのが正直なところだったりします(苦笑)
でもまあ女子は、いや女子に限らず男子だって、いくら歳を重ねてもあり得ない恋の妄想はしてしまう生き物ですから、だからこそ少女漫画と言う文化はいつの時代になっても根強く支持され続けている訳で、まあ結局、傍目から見たら物凄く恥ずかしいと思えるような非日常的展開も、この時ぐらいはどっぷり妄想の世界に浸って見るのが吉ってことでしょうかね。
しかしまあ、何だかんだ言っても、いいよなぁ~オフィスラブ(うらやましい限り)、ドジっ子OLの武井咲が部下になったら、私だったら何でも許しちゃいそう、そして左遷される的な・・・まあ劇中の西村まさ彦(元・西村雅彦)みたいになるのが関の山か。
しかしこの映画の上司はドS上司ってことで、このドS上司とどうオフィスラブが展開されるのか、そこが注目ポイントでしたが・・・意外と展開早!
と言うか、オフィスラブと言うほどオフィスラブしてなかったし、何かこういまいち掴みどころのない映画だったなぁ・・・。
個人的にはもっともっと武井咲にはドジっ子であって欲しかったです、少女漫画が原作なら、やりすぎのドジっ子ぶりで、これでもかと萌えさせて欲しかったなぁ。
ドS上司の関ジャニ大倉も、もっとドSであって欲しかった、これだと単に不器用にしか生きられない仕事に実直な人間でしかないですもんね。
つまりは中途半端、どうせなら引くぐらいのキャラ設定で、ザ・少女漫画映画にしてもらった方が、逆にそれはそれで楽しめた気がしましたよ。
まあそんな中でも、ある種引くぐらいの悪女キャラでかき回してくれたのは夏菜が演じた社長の妹だったでしょうか。
これぞ少女漫画の悪役キャラ、こう言う映画はこれでいいんです、夏菜はこんな役が妙に嵌まるなぁ。
武井咲の幼なじみも含めた四角関係からの展開はミエミエの展開でしたが、まあ武井咲が超絶可愛かったので当然と言えば当然の結末でしょう、大倉ファンは大倉のカッコ良さに、武井咲ファンは武井咲の可愛さに浸る、それでOK、真面目に見たらあんなクライマックス恥ずかしくて凝視出来ません(笑)
しかしこの会社は上地雄輔社長で大丈夫なのか・・・おそらく長くないな、この会社。