「ロストスターズ」イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密 ヨッシーさんの映画レビュー(感想・評価)
ロストスターズ
単なる伝記映画としてではなく、取り扱うテーマ自体の興味深さもあり娯楽作としてもかなり優秀な映画だった。
そして、カンバーバッチの演技の素晴らしさ。
個人的には、マイケル・キートンよりも、レッドメインよりも、彼のこの作品での演技が一番好きだ。
チューリング氏を取り巻く人生が波乱に富みすぎていて、伝記映画であるのに上質なサスペンスを観ているかのようなドキドキ感を終始味わえ、そしてまた実話ならではの切なさも突きつけられる。
程よいジョークも効いていて、間違いなく心に残る作品となっている。
それにしても、私はこの史実について詳しくはないのだが、これが50年間国家機密として守られていたということは、今まで作られてきた第二次対戦の映画の持つ意味が大きく変わってくる気がするが、そこのところどうなんだろう。
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