「見やすい作品」イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密 ちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
見やすい作品
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なんとなく博士と彼女のセオリーと対にして考えてしまうのですが、こちらのほうがすっと入ってくるストーリーでした。
ストーリーはすっと入ってくるけど、実際戦争についても当時の差別についてもすごい話だと思いました。
戦争のためにはエニグマで解読した情報を公にはできない。最終的にベストな選択だったとしても、それをしていた彼らはどう気持ちを保っていたのか。まさにゲームだったのでしょうか。
事情聴取?のシーン、私は機械か人間か、という問いが印象的です。
ただでさえ人に受け入れられづらくつらい思いをしてきた上に、してきた仕事の重み、理不尽な差別、どんな気持ちだったかなんてわかりません。
終わった後はおもしろかったなと単純に思いましたが、レビューを読んだりするうちに人間であるといことはどういうことなのだろうかと考えました。
また、チューリング博士はアスペルガー障害だったそうですが、映画でもその特徴が現れていたと思います。
天才、異質な人とくくってしまえばそれまでですが、障害に対する理解がないことで生きづらさ感じている人、チューリング博士と同じように人と違いすれ違い、悩んでいる人いるんだとおもいます。そのような視点で見てもいい映画だと思います。
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