「みんなで走って研究室へ!」イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密 三遊亭大ピンチさんの映画レビュー(感想・評価)
みんなで走って研究室へ!
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「イミテーションゲーム」見ました。
カンバーバラバッチバさんですか、かっこいいです。天才役もよく似合ってる。
んー、難しかったです。頭が悪い僕には細部までは理解できず。彼らが成し遂げようとしている事が凄いんだろうなーってのは分かるんだけど、彼らの行動世界があまりに狭すぎるので、ただただ地味でつまらない展開が多い。酒場で女を口説いてる時に奇跡的に解決策を見つけて、その場からみんなで研究室に走り戻る場面、そこがかろうじてアガる程度かな。
あとはチームワーク向上プロセスの見せ方が雑。主人公が歩み寄る場面がリンゴを差し入れする所くらいしかない割に、次の瞬間にはなんか褒め合ってるし。周りが主人公を信頼するようになる理屈がどうしても分からない。ただし、そのリンゴの場面は主人公の不器用さがすごく良く出ていて面白かった。あとはチームのメンバーもキラッとしてて良かったし、何より頭が良くて切れる人にしっかり見える配役。とくにあのヒョロ長の人かな。滝藤賢一に似てる人もいるしね。
映画が終わってエンディングでその後の彼らの活躍などが文字で説明されるんだけど、その内容がこの物語のすべてのように感じたし、なによりそれが一番ふむふむと頷いてしまった。とにかく話が難しいんですよ。エニグマとは何かを理解しておけとまでは言わないが、少なくとも戦争における暗号解読とはどういう物かの予習は必須です。僕は無知であるがゆえ、チンプンカンプンでした。
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