劇場公開日 2015年3月13日

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「天才が故の悲しき人生」イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密 yshigeさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0天才が故の悲しき人生

2015年4月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

コンピュータの基礎を築いた天才アラン•チューリングの物語ということで、IT業界にいる者としては観ておかないと思ったが、正直あまり良く知らなかった。
第二次大戦の終結を2年以上早めた功績にも関わらず、時代背景が彼を英雄になることを許さなかった。当時、同性愛が犯罪であった事も天才を追い詰めた。。
映画を観終わってから、チューリングに関心を持って調べたら、興味深いことが沢山出てきた。戦後の冷戦時代を考えれば、彼の死が自殺かどうかも怪しいと。そして、劇中に青酸カリとリンゴが登場していたが、彼が青酸カリで自殺したベットの側には一口かじったリンゴが残っていたという。そう、Appleのロゴを連想させるのだ。史実に基づいた映画であるが故、鑑賞後に色々調べてみるのも良いものだ。

yshige