「単なるドキュメンタリーではなく技術に囲まれた私達に問いかけてくる」イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密 あにーさんの映画レビュー(感想・評価)
単なるドキュメンタリーではなく技術に囲まれた私達に問いかけてくる
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私は突き抜けている人に惹かれるけど、それは、自分の足りない部分を埋めるため利用しているのではないか。そう自己嫌悪に陥ってしまいがちだった。だからすごく最後の女の人の言葉”あなたが普通じゃないから、世界はこんなに素晴らしい”に答えをもらったようで救われたし、激しく共感した。(理系技術屋の彼は主人公に共感したらしく、感想がまったく違うが 笑)
刑事は主人公の「私は機械か人間か」の問いに答えられない。思考を計算できるとしたら、人間は思考の天才だ。けれど、気持ちという曖昧なものでどこかで矛盾がでてきてしまう。人間は思考が不完全で計算できないことがあるからこそ人間でいれるのかもしれない。矛盾こそが存在意義。天才と言われた彼は最後自殺したというが、何が彼を殺したのか、見た人と話したい。
音楽がグランドブタペストホテルと同じ人だからすごく好きな感じだった
それからキーラナイトレイは髪型や服もあるだろうけど、はじまりのうたと違いすぎて誰だょ、てなった。演技力すごすぎる。
それにしても最近、ラストが字幕で終わる映画が多い気がする。アメリカンスナイパーもだけど実在の人物のものばかりみてるからかなあ。でもアメリカンスナイパーの方が使い方はよかったなあ。
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