劇場公開日 2015年3月13日

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「ナチスの暗号機「エニグマ」」イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密 ▼・ᴥ・▼ marronさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5ナチスの暗号機「エニグマ」

2018年12月30日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

知的

難しい

事実を元にした作品です。
ナチスの暗号機「エニグマ」を解読するイギリスの数学者アラン・チューリングという天才の物語です。

エニグマは、1918年にドイツで発明され、その後ナチスに採用された暗号装置。
その解読の困難さは、多くの敵国の暗号解読者を悩ませました。
絶対の自信を持ってナチスは大戦中、エニグマで暗号化した機密文書を送受信していましたが、
イギリス連合軍の数学者アランが解読に成功し、
第二次世界大戦の終結を早める1つの要員になったと言われています。

現代のコンピューターの基礎となるものが、アランが作り出した暗号解読機(クリストファー)であったという事実を
この映画で知りました。
ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズも彼を崇拝していたそうです。
もしかしたらiPhoneで有名なアップル社のロゴは
アランが青酸カリを塗った林檎をかじって自殺した件から
起用されていたのかも知れない・・・。

エニグマ解読が見所でありますが、彼自身の人生も見所です。
ちょっと人と違う変わり者であり同性愛者であり・・
そしてその時代では不遇であった悲しい人生。

この事実が50年も秘密裏にされていたなんて・・涙が出ます。
彼の業績が世間に知られることになったのは彼が死んで数十年後です。
これだけ凄い偉人を私は映画で知ることになりました。

映画ってほんと素晴らしい。

Leo★/R