「人か機械か、深く考えさせられます。」イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密 微妙くんさんの映画レビュー(感想・評価)
人か機械か、深く考えさせられます。
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総合 :86
ストーリー :20
キャスト :16
テンポ :18
演出 :14
見返したい度:18
チューリングの伝記を一度読んだ事はありましたが映像にしてみると当時のチューリングに対する残酷なまでの仕打ちがよく伝わってきます。
この映画はセリフの言葉選びが秀逸です、こんな言い方があるのか、言葉を変えるだけでここまで印象が変わるのかという表現がたくさんありました。
チューリングを認めていなかったヒュー達が彼を認めた時は身震いする程でした。
チューリング自身はアスペルガー症候群だったと言われていますがその中でも特に人との付き合い方が苦手な人だったのでしょう。そんなチューリングを所作含めて演じきったベネディクト・カンバーバッチはやはり凄く良い俳優ですね。
ジョーンとの51年に戻ってからのやり取りは切なくて虚しくて当時の政府に対する憤りもあって見てられなかったです。同性愛が投獄される程の罪だったという事もこの映画で初めて知りました。
総じて良い映画です。悪い所は思いつきません。
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