「ちゃんと分業すれば良いのに」ビッグ・アイズ せつこんさんの映画レビュー(感想・評価)
ちゃんと分業すれば良いのに
ウォルター・キーンが60年代に発表し、人気が出たビッグアイズの絵。実は妻が描いたものを夫が自分の名前で売り出していたという実話。
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『天才作家の妻』と似たような話で、あれも最初から夫婦共作で出していればそんなに揉めなかったと思うんだけど、この『ビッグ・アイズ』も旦那さんがプロデュース、奥さんが制作っていう分業をちゃんとしていれば揉めないのに。
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旦那さんは社交的で売り込みや戦略がうまかったから、この人が売らなかったらビッグアイズもここまで人気になってなかったかもしれない。
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それにしてもこの夫役のクリストフ・ワルツの怪演が良い。見ててほんとイライラするし、ホラ吹き男の薄っぺらさが滲み出てる。
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この大きな目はティム・バートンの世界観になんか通じるところあるよね。
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