「ボンクラ青春ロック映画の王道」日々ロック lylycoさんの映画レビュー(感想・評価)
ボンクラ青春ロック映画の王道
冴えない若者たちの悶々とした青春とロックと女の子の組み合わせはオーケンやらみうらじゅんやらに連なる鉄板中の鉄板。ヒロイン咲についてはもう一歩踏み込んだ描き込みが欲しかったけれど、二階堂ふみの魅力でまあ納得しておくことに。二階堂ふみ大好きだし。ただ冒頭の歌は正直ちょっと微妙だったかな。歌に関していえば日々沼役の野村周平はとても良かった。映画『色即ぜねれいしょん』の渡辺大知にも迫る名パフォーマンスだと思う。ちなみにその渡辺大知がフロントマンの黒猫チェルシーが本作の音楽を担当してて、これがまたとてもいい感じだった。こういう映画はやっぱり音楽に説得力がないとね。
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