「花は咲き、散りゆく。」花宵道中 Noriさんの映画レビュー(感想・評価)
花は咲き、散りゆく。
予想以上に面白い作品でした。
幼い頃から吉原しか知らない江戸の女の粋、安達祐実の啖呵や佇まいに体現されていました。
半次郎の想い、津田寛治演じる吉田屋の憎々しい感じもイイ。そして、友近の意外すぎる存在感。
花街に生きる気骨と、表裏一体にある儚さ・脆さ。
多面的に花柳界が描かれていて好感もてます。
惜しむらくは、吉田屋とのシークエンス以降、展開が観客の驚きを惹起しないトコでしょうか。更に山を作って越えて欲しかったように思いました。
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