「昏睡映画ながら新奇な何かがあると思わせる」闇のあとの光 resuwisshu311さんの映画レビュー(感想・評価)
昏睡映画ながら新奇な何かがあると思わせる
正直エンドロールが流れた時は心底ほっとした。
タイムカウンターを表示させないのでいつ終わるか分からず、ブラックアウトこれで終わりかと思ったらまだ続くという拷問的昏睡映画。
最初から普通のシナリオらしきものがない映画なのだなと勘付いたが、素朴なのか高度なのか全然判別がつかない。
断片的映像の継接ぎからどうにかこちらでストーリーを紡ぎ出そうと試みるも、一回視聴だけでは全体把握は私にはできなかった。
その気がある人は2倍速視聴を2回続ければより筋を把握しやすいかもしれない。
私に理解できたのは牧場農場のボス一家がバカンスに出かけたが途中で忘れ物に気づき引き返したところ使用人の泥棒一味に銃で撃たれ暫く療養するも死亡。
事件後逃亡していたが家族の元に帰ってきた犯人。元ボスの家に行き外で遊んでいる子供たちに父親の事を尋ねたら死んでしまったと言われ、自責の念に駆られ自殺。という部分のみ。
その自殺法にしてもいきなり首が吹っ飛ぶなど誇張表現なのかまるで分らない。
混浴サウナでのスワッピングもボスの奥さんがいたようないないような記憶はあいまい。
少年たちのラクビー試合場面も関連不明。
やはり2度以上は見るべきかもしれないが、私は降参ギブアップですね。笑
昏睡を避けようと立ち見。それでも倒れそうなのでエアロバー運動しながらの究極的忍耐が試される視聴となりましたが、視聴感は相対的には悪くないんですよね不思議に。(←ロケ地の豊富な自然と可愛い子供、動物たちの〝ナイスアシスト”のせいかも)
映研の人たちも安手ドラマを作るくらいなら鉄の信念で本作の様な新奇珍奇な衝撃作を手掛けるといいんじゃないかと思っちゃいましたね。
殆ど理解できなかったくせに作品の雰囲気に幻惑されて総評2.8の三ツ星
2008--