「最高のパリを味わえるNo.1映画」勝手にしやがれ もしゃさんの映画レビュー(感想・評価)
最高のパリを味わえるNo.1映画
とにかくパリが美しい!!シャンゼリゼ通り、エッフェル塔、ピラミッド広場…こんなに美しい街だったと気づかされるのはここ最近ではミッドナイト・イン・パリスくらいでしょうか。
しかも、なんといってもジーン・セバーグ!!ショートカットの笑顔が美しすぎるし、ニューヨークトリビューンのジャカードニット?姿もボーダートップス×プリーツスカート姿もめちゃくちゃ可愛すぎる!!
そしてお相手のクズ男はジャン・ポール・ベルモンド。色男を絵に描いたようなサル顔のこの男のスーツを崩した姿や、様々な高級車を乗り回す姿は絵になりすぎる!!本当にクズなんですけどね。
ゴットファーザーとかみたいな骨太のギャング映画ではなく、さらば青春の光とか、ロックストックとかに通じるようなチンピラ感も嫌いじゃないっていうか、むしろ好きです。
ジャンリュックゴダールのこの映画の作りも、テンポがよい割りに、セバーグもベルモンドもそしてパリも、描写の美しさも満足です。
話の内容は…金と女と「何とかなる」明日を過ごすガキと、男への純真と「何とかしたい明日」を夢見る少女の交わらなすぎる恋愛事情を中心に、チンピラの事件をスパイスに進行しますが、やっぱりここはフランス的哲学。さっぱりわからないことが多すぎる笑。まぁ、もう折り込み済みですけどね。
セバーグが新聞を売るスッキリした洗練された空気感もベルモンドが最後を迎える無情な空気感も、とにかく映画の空気って本当に素晴らしいなと感じた名作です。
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