サン・オブ・ゴッドのレビュー・感想・評価
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何故これほどまでに、心が乱れるのか
客観的に観ようと思っていた。
冷静に観れると思っていた。
しかし、捕縛、裁判、鞭打ち、
三度の否認、
銀貨を投げ返すユダ、その後の自殺
バラバを釈放しろという群衆
ゴルゴダの丘への道
ゴルゴダの丘での磔
十字架上での七つの言葉
気がつくと、声を殺して泣いていた。
なに泣いてんねんと冷静に冷めている自分と
心の動きを止められない自分が居た。
同時に、頭の中で、
バッハのヨハネ受難曲、マタイ受難曲の音楽が
エヴァンゲリストがずっと鳴っている。
最期の十字架上では、
シュッツの音楽が
十字架上の七つの言葉のエヴァンゲリストが
ずっと鳴っていた。
映画を観ているのか
まさに自分がその現場にいるのか
エヴァンゲリストとして聴衆に語っているのか
だんだん分からなくなってきた。
一つ空いた隣で観ていた60過ぎの
男性のイビキで、我に帰る瞬間があった。
(ゴルゴダへの道から、絶命まで
半分は寝ていたようだ)
僕はクリスチャンではない。
しかし、只々イエスの死が悲しかった。
しかし、なぜこれほどまでに
心が乱れるのか
やはり、自分でもよく分からない。
( ´Д`)y━・~~世界は騙され続ける。
イケメンでしょうか。
イエスの進行
「奇跡を眼にすれば、迷わず従う」
イエスの弟子ヨハネの言葉から始まるイエス・キリスト人生映画。
語り継いだ話を基にしているのか、オリジナルな部分がかなりあるのかキリスト教信者でもない為何とも言えませんが、この映画からは「イエスの内に秘める人徳魅力」よりかは「表面上の行動で奇跡を見せる魅力」が強く、イエスが只の超能力者にしか見えません。
また、イエスの言葉も最初は人を強制しない様な口調ですが、1/3が過ぎた辺りから強制的口調で怖かったです。
「現代の(比較的新し目の)宗教家はコレを真似っこしてるのか?」と思わせる作りになっており、この作品には個人的に共感は出来ませんでした。
行動主体で既に存在する社会システムを批判する様な内容も頂けません。ズカズカと他人の庭を自分の思想で荒らし、先人達の内容を批判ばかり。
一方的な調和を観せない作り。そりゃローマも楯突くわな。
なるべくしてなったイエスの人生って感じ。
時間の割には内容薄く、モーゼの「十戒」よりはかなり劣る。
興味あればどうぞ。
イケメン過ぎます
これ観たら信者になりそうです。
ま、ならないけど。
聖書はあんまり知らないけれど、神は息子をどうしてそんな風にしたのかってのは、永久に人々の心に残して、信心を広げようってことなんだろうけど、もっと柔らかい手段があったはずでしょ。
神がこの世を作った時点で、人々が裏切り、神の言葉を捏造し、自己の欲の為に使うってことも、全知全能ならわかってたし、結局、神の目的は何だったんだろってことで、結局信じてませんが、物語としてはわこりやすくしてくれてありがとう。
ごめんなさい。仏教徒なもので。と言っても、あんまり何にもしてません。クリスマスもやるし、神社でおみくじ引くし、賽銭入れて拝んで頼むし。
あんまり深く考えないでいい映画ってことで。
ジーザスはイケメン
イエス・キリストの誕生から復活までを聖書に忠実に描き、反響を呼んだTVのミニ・シリーズを再編集した劇場版…なんだとか。
イケメン過ぎるキリストが話題を呼んだという。確かに、今までのキリストのイメージとは違う。
話の方は数々のエピソードがふんだんに盛り込まれ、聖書を読んだ事が無くても比較的すんなりと見れる作りになっている。
ヘンに宗教臭く無く、見易く分かり易く、ドラマチックに。
聖書やキリストの初心者向け/入門編といった感じ。
キリストの慈愛。
迷える民に手を差し伸べる。救う。導く。
人の愚行。醜さ。残酷さ。
赦し。
キリストが何故時の権力者に疎まれるようになったかをサスペンスフルに。
鞭打ち~磔はやはり見入ってしまう。
手堅くまとめているが、所々ダイジェスト的な点も。(特に前半)
悪くはないが、一本の映画としてはちとステレオタイプな作り。
こういうキリストを描く映画を見る時いつも思うのが、
必ずしも鞭打ちや磔などの所謂“受難”を描かなければならないのか。
キリストの最も有名なエピソードで、人の愚行や罪の赦しを訴えているのは分かる。
が、キリストと弟子や民たちの交流や救い、慈愛に焦点を当てたキリスト映画があってもいいと思う。それがキリストの本来の姿ではないのだろうか。
キリストの受難は残酷な描写が話題になった某映画で充分…。
奇跡的な事をなるべく差っ引いて考えてみた。
キリスト教とはそもそも?
海外旅行でたくさんの教会を訪れ、心打たれ、あれ?そもそもキリストってどんな人生だったの?と思い観ることにしました。
流れとしては分かったけど、神の子なら、あれやこれや出来なかったかなとか、キリスト死後、天変地異くらい起きていただけると、ゴッドーと思うのだけれど。
そこまで話が飛んでないから、人は信じられたのかもしれないけど、、
神様の存在を必要としてるのは人間だけ、、
弱い生き物ですよね
感覚的にはドキュメンタリー
サン・オブ・ゴット
この手の映画は良く見てますが、これは本当に聖書に忠実に表現してますね。今の時代いろいろな表現が緩くなっている中やはりもっと聖書考古学的な映画がもっとできることを切に望みます。
たしかにイケメンの神様
海外では早くに公開になっていて イケメンすぎる神と
話題になっていた。
今までキリストは 後ろ姿とか そういう描かれ方の映画しか
見ていなかったので たしかに二枚目すぎるし甘めのマスクだなあと。
どちらかと言うと 人間として存在して、そして神になった
という風に描かれていた感じ。
十字架に張り付けにされる場面は 人間そのものの痛み。
こういう表現は 始めから神としてこの世に存在した、
人間であって亡くなってから神に昇格した、
神と認識されてはいたが 亡くなって改めて本当の神になったなど
色々問題が出てきそうな 描き方だなあとも思いました。
キリスト教に関する映画は 描き方が難しいです・・
う~ん…
久しぶりのアメリカらしい映画
普通かな
キリストの生涯のドラマははじめて観た。まあまあ面白かったかな…、という印象。
聖書に忠実、というよりは、クリスチャンが信じているキリストの物語をできるだけ忠実にドラマ化したという感じ。ディテールの部分は当然だけど全く聖書と同じってわけでもない。
結局はじめから終わりまではじめからストーリーを知ってるわけなので、意外性みたいのはほとんどない。
特に序盤はかなり退屈だった。
キリストが捕まるくだりあたりから、少しだけ面白くなった。
キリストは常に悟りすましてるわけじゃなくて、人間としての悲しみ、驚き、苦しみも持ってる。素直に喜んだりもしてて、穏やかな笑みが印象的。このへんも一般的なクリスチャンの解釈にあうんだろう。
全体に漂う陳腐感は、これはもう仕方がないのかな…。ローマ人とかもう分かりやすい悪役で、まるで時代劇みてるみたい。そう、分かりやすすぎて陳腐なのかな。中盤からエンディングまでのながれは、韓流ドラマを思わせる。実際の歴史的背景を考慮してる感じはあまりなかった。キリストが復活するへんのとこは、音楽が演出過剰で、ちょっとギャグみたいにみえてしまう。
こうして映像化しちゃうと、聖書の物語が現実に起こった、と考えるのが無理があるということが逆に浮き彫りになってしまうような…。クリスチャンが教育のために子供に見せるには良いかも。
現代の考古学的研究に基づいた、史実としてのイエスの生涯を描いたドラマがあったら、そういうのも観てみたいかな。どうやって聖書が編纂されていって、物語が今の形になったのか、というのを描いた…。すでにドキュメンタリーとしてありそうだけど。
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