人生はマラソンだ!のレビュー・感想・評価
全20件を表示
クールランニングのおやじ版な作品。
破産寸前の修理工場再建のために、中年社員4人(社長含)が人生の勝負に駆けぬける。
フルマラソンで全員完走したなら、スポンサーが借金の肩代わりをしてくれる。
走りとは無縁だった4人が、互いに励まし合い、罵り合い、家族愛に目覚め、ゲイに目覚め、
笑いと涙でスタートを切る。
良品。
【オランダ映画の少しシニカル要素も絡めた、コメディレベルの高さに驚いた作品。】
こっちを見て! ねえ、見て!
心に余裕がないせいか、このダメなおっさん達に優しくなれない自分がいます(笑)
なので、110分のうちの100分がちょっと苦痛。
最後の10分で、やっと意識が覚醒しました。
ただ言いたいことは、よく分かります。
だけどそこを敢えてふんわり、説教臭くならないように、最近の宮崎駿的にならないように、緩く伝えようとしているのに、この直球邦題にびっくり。
仲が良かった奧さんには、病気のことは言わない。
仲が良いからこそ言えない?
結局、娼婦の奧さんは良い母にはなれない?
クリスチャンの奧さんこえー!けど最後には分かってくれるんだよ。
男の友情に涙!
でもマラソンしてもいいから、ダラダラ仕事してもいいから、ちょっと奧さんに真っ直ぐに向き合おうよ。
てか、女は向き合って欲しいんです。はい。
もちろん、マラソンしてる姿から、色々と察することもできます
よ。
当たり前です。妻なので、察したり、推し量ったりできます。
でも、こっちを見て!
ねえ、見て!
すみません。愚痴です。
あ、ランニングシューズ店の店員さん、むっちゃイケメン。でもさりげなくちょいちょい出てくるけど、ストーリーには直接は絡んでこない。そういうとこ、いいね。
オヤジがダサ格好いい。
おじさんたちが良い!
マラソン人生完走。
タイトルを見て、確かに人生ってマラソンだよな、と思う。
なにしろ長い。キツイ。ケガをする。バテる。しかし頑張る。
そんなこんなの繰り返しで人間は歳をとっていくものだけど
今作はそんな説教めいたことは何にも云わない。
冒頭からメタボな親父たちが仕事そっちのけでカードゲームに
興じている姿がいつまでも流される。何なんだ、この親父たち。
ついに税金滞納がバレた経営者はスポンサーを口説き落とし、
ロッテルダム・マラソンで全員が完走したら工場を救って!
なんてのたまうが、初めはまったくやる気なし。どこにでも
いそうな中年親父が本当にフルマラソンなんて走れるの!?と
誰もが彼らを心配するが…。まさにオランダ版フル・モンティ。
どこまでも温かい家族や友人の力は偉大であると、最後まで
諦めない4人の奮闘ぶりに胸が熱くなる。意外な悲劇を生む
ラストには驚くが、その後の〆は笑顔になれること請け合い。
メタボなマラソンランナー
ありきたりな感じかと思ったが
佳作
ビミョーな共感度
ザンネン…
走る理由
マラソンブームである。
会社の同僚の中にも皇居ランニングする人や、東京マラソンに挑む人がいたりして、身近な存在になりつつあるが、とはいえ42.195キロを完走するのは並大抵のことではない。
この作品に登場する自動車修理工場を営むギーア、従業員のニコ、レオ、キースの中年4人組は昼間からビールを飲んでカードゲームをしている駄目オヤジたち。
ところが、多額の税金を滞納しているのが判明し、払わなければ工場を差し押さえられるという事態に陥る。
そこでこのオヤジたちは大博打に出て、スポンサーに「マラソン大会で完走すれば借金肩代わり、出来なければ工場没収」という約束をさせる。
ここからメタボ腹オヤジたちのフルマラソンへの挑戦が始まる。
オランダ映画なので、出演している俳優たちには馴染みがないが、演技派の人たちばかりで、つい彼らが紡ぐドラマに引き込まれてしまう。
工場が火の車状態なだけでなく、自らの体も危ない状態のギースをはじめ、他の3人も夫々問題を抱えていて、中年男性の哀愁が伝わって来る。
そんな駄目駄目な状況でも、何とか打開しようとマラソンに真剣に取り組む後半からは、彼らに思わずエールを送りたくなる。
「工場再建」という一つの目的から始めたマラソンへの挑戦だが、彼らが胸に秘めた夫々の走る理由、家族の為、仲間の為、今までの駄目な生活や自分からの脱却の為、そして自分の信念の為に走り抜こうとする。
彼らの頑張る姿を見ていると、メタボ腹の私も今日から走ってマラソンに挑戦したくなります!
人生はマラソンじゃないって言った人もいたっけ
全20件を表示