台風一家のレビュー・感想・評価

動画配信で映画「台風一家」を見た。

劇場公開日 2014年3月1日

2011年製作／81分／R15+／日本
配給：NEGA

古田新太
ノゾエ征爾
宮本裕子
幸田尚恵
畠山勇樹
大網亜矢乃
山本直樹
黒田育世
奥秀太郎監督

古田新太は刀工。
息子と娘（幸田尚恵）がいる。
息子は障碍者の姉に日常的に性的暴行をしている。

古田新太は大網亜矢乃との性交現場を妻（宮本裕子）に見られ、離婚を迫られる。

弁護士（ノゾエ征爾）の英語の発音がシン・ゴジラの石原さとみっぽい。

奥秀太郎作品は５本見た。
監督の作品は見た人の好き嫌いがはっきり分かれると思う。

この作品も人間の隠れた凶暴な部分や、
一見善良な人に見えても実際にはそうでない場合があることを描いていると思う。

満足度は５点満点で５点☆☆☆☆☆です。

ある一家の悲劇。

息子が事故で障害者になった、親父の不倫で一家離散になった。小さな渦が同心円状に広がり周りの人を巻き込んで次第に大きな渦となって悲惨な状況になっていく。とりわけ大人しかった住み込みの弟子が変わっていく様が一番リアリティがあって興味深かった。特にジャブ漬けになって母親のマンションでカミソリを振り回してしょんべん撒き散らすシーンがハイライト。控えめながら頑固な父親の古田新太も好演。ラストは娘のミサトが地面に渦を描いて幕。