「期待していた程ではなかった」ソロモンの偽証 後篇・裁判 山田 太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
期待していた程ではなかった
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前後編合わせての評価として2.0です。
原作読んでいません。だから純粋に映画としての評価です。
出演者の演技力とお涙頂戴の物語構成で鑑賞直後は感動していました。でも少し興奮から冷めて思い返してみるとこのように感じます。
プラスポイント
・なんといっても出演者の演技。主演の藤野涼子、神原くん役、大出くん役の3人は素晴らしかった。ミドルティーンの役者としては満点。
マイナスポイント
・キャラクターの背景や人格形成の掘り下げが浅いため、行動の動機が理解しづらい。そのため、例えば柏木くんのゲスさばかりが目についた。あれじゃ単にいじめられっ子のカマッテちゃんが相手にされなくてヤケ起こして飛び降りたようにしか見えない。
・演技に騙されがちだが、校内法廷を開くように仕向けた神原くんの動機もかなり中二病っぽい。
・担任の先生をビール瓶で殴りつけた隣の女、なぜ担任の先生を恨んでいたのか分からなかった。前編で何かあったっけ?それにこの先生が殴られてどうこうって、結局最後まで本筋に直接関係ないから必要ないと思うのだが?
・時々、カメラが揺れて見づらい。というか酔いそうになった。保健室のシーンと最後のグラウンドから校門を出るシーン。何らかの演出なのかもしれないが、視聴者を酔わせてどうする?
以上、良い点よりもアラが目立ちすぎです。
素直に感動したい人にはオススメ。
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