「華麗で過激なキリング・アクション」ジョン・ウィック しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
華麗で過激なキリング・アクション
ジョン・ウィック・シリーズ第1作。
DVDで2回目の鑑賞(吹替)。
ロシアン・マフィアの親分のバカ息子に愛車を盗まれただけでなく、亡き妻から贈られた愛犬までも殺されたジョンは、元殺し屋のスキルを活かして壮絶な復讐を開始する。
「そんな理由でマフィアを皆殺しに?」と云う疑問が聞こえて来そうだが、愛する人の想いが詰まったものを、あんなボンクラに奪われたとなったら、ブチギレて当然だろう。
マフィアの息子には気の毒だけれども、本当に「相手が悪かった」としか言いようが無い。巻き添えの形の父親もまた不幸過ぎました。子供はちゃんと育てないといけない。
ナメてたおっさんが殺人マシンだった、さぁ大変路線(正式なジャンル名あるのかな?)の圧倒的な傑作であろう。
ジョン・ウィックを怒らせるようなことは絶対にしないでおこうと、心の底から誓わざるを得ない強さに惚れ惚れ。
一切無駄が無く、洗練されたアクションを体現するキアヌ・リーブスが見事である。華麗なるアクションの乱れ撃ちで、頭を空っぽにして楽しむには最適な映画だと思った。
チャド・スタエルスキ監督は、「マトリックス」三部作のアクション監督を務めていた人物。計算され尽くした流れるようなアクションは観ていて爽快感があって最高だった。
[余談]
コンチネンタルにはいろいろな殺し屋が泊っているだろうから、いくらでもユニバースを広げることが出来ると思うし、他にも明かされていない裏設定がたくさんありそうだ。
スピンオフをつくるとしたら、ウィレム・デフォーが演じたスナイパーの物語が観たい。どう云う生き方をして来たのか。ジョンとの友情の始まりとは? とても気になる。
[以降の鑑賞記録]
2024/01/23:Netflix(吹替)
※修正(2025/08/21)
