「「普通」」ジョン・ウィック ぱんだまるさんの映画レビュー(感想・評価)
「普通」
アメリカでは大ヒットしたらしいし、ハマるひとはものすごくハマるみたい。私の友人は3回観に行ったと言ってました。私もそのうちのいっかいに付き合ったのですが。結論から言うと、つまらなくはないけど別段おもしろくもなかったなあという感じ。
主人公のジョンウィック、今は引退した伝説的な殺し屋らしい。ジョンが引退前所属していたマフィアのボスのどら息子がそのあたりの事情を知らずジョンにちょっかいをだし、相当怒らせてしまったのだからさあ大変。
ボスはヤバイヨヤバイヨという感じでジョンに謝るも、彼は「絶対に許さねぇやられたらやりかえす!倍がえs(ry」とそれを無視。
それじゃ仕方ない、息子を殺させるわけにもいかんし、ということで逆にジョンを殺しにかかります。こうしてマフィアとジョンの死闘が幕をあけるわけです。
戦闘シーンは「リアル」。CG処理(?)で早回しになったりスローになったりはなかった。細かいカットの連続でわちゃわちゃもなく。ゆえにじっくり見せられ「戦う」ってこういうものだよね、と人物の重さや血の匂いまで感じられるような生々しさみたいなものがありました。
ありましたが。なんかね、もっさりしてる。昨今の映像処理技術・方法バリバリのアクションものに慣れているせいか。なのでアクションで「これこれ!(゜∀゜)」となる爽快感がない。これだけでもアクション映画としての魅力が鈍ってしまってます。
拳銃+カンフー=ガンフーアクション!という謳い文句にも偽りあり。そんな文句を聞けば観る方は映画リベリオンの「ガンカタ」みたいなのをどうしても想像しちゃうじゃないですか。蓋を開けたらなんてことはない、背負い投げしたり、関節決めたり、てのくらいで普通のアクション。カンフーの要素はいったいどこに??? うーん……。
個人的にはこのあたりの描写についてはストーリーがリアルシリアス路線でもアニメ・マンガちっくにCG処理してテンポの良さ、爽快感重視のほうが好きだなあ。
銃や殺しの描き方はかっこよかったです。きちんとヘッドショットして殺しきる。きちんと弾倉を頻繁に交換する。いろんな銃が出てくるし、銃好きなひとはここだけでも楽しいんじゃないでしょうか。
ストーリーの部分では犬が殺されたからというのが動機ではマフィア相手の戦の理由として弱いだろwとネットなどで意見が多いけれど。
おまえらなにをみてたのかと(えっ
劇中で話の冒頭を使って、またジョン自身の台詞でも説明できてるじゃないですか!死んだ妻の最後の贈り物で、意味として「ただの飼っている犬」じゃないんですから、それを目の前で殺されてしまったらそりゃああなりますよ。あいつらは死んで当然です(`・ω・´)(`・ω・´)(`・ω・´)