マエストロ!のレビュー・感想・評価
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音楽が分からなくても楽しめる
音楽のことが全く分からない者でも楽しめました!
予告ではそこまで惹かれなかったのですが、実際に観てみるといくつか涙が流れてしまうシーンが……。
本番の演奏シーンでは、今まで話の中で出てきた事柄が、全て詰まっているように感じました。
挑むような目で指揮についていく姿は指揮者との決闘のように見えましたし、そこからいつの間にか、指揮者と一体になって響き合っている……というような。
関西弁二人も良かったです!
西田敏行さん演じる天道は、本当にどこかにいそうな関西のおっちゃん、という感じで、檄を飛ばすシーンでは、こちらまで説教されているようなリアル感がありました。
また、miwaさん演じるあまねが可愛らしかったです。あのキャラにあの可愛らしい声がなんともマッチしていて。
お漬物食べるシーンは、こちらまで白ご飯が欲しくなってきました!
ほのぼの
西田敏行さんキャスティングで、笑いを期待していたら、「あらっ」てなったけど、そして演奏が多いので何度か寝たけど。 いいオーケストラだった。エンディングの辻井伸行くんのピアノ良かったなあ♪ 楽しかった。
西田敏行さんの汗臭い演技
西田敏行さんから、汗臭さを感じました。
必死で生きている労働者そのもの。天才指揮者だけども、そんな暮らしぶりが板についている、今日までを想像できる演技が素晴らしかったです。
運命を聞いて涙が出ました。
吹奏楽や、楽器をしていたので、すっと物語に入れました。
破天荒に暴れる西田敏行さんをスクリーンで観たくて
スクリーンで暴れまくる大好きな西田敏行さん全開でした。
また、映画館の大音響で聴くベートーヴェン「運命」とシューベルト「未完成」は、とてもよかったです。
物語はさほどひねりも感じられないドストレートのベタなものです。予告編そのままのお話かと。作品紹介で「 ... 天道が仕掛けた“本当”の秘密が明らかになる」とは謳っていますが、物語中盤で勘づくのでどんでん返し的な驚きもなく終わります。その分、純粋にオーケストラ楽団員たちと指揮者天童とのやりとりを気軽に楽しめる娯楽作品としてよかったです。
さらに、脇を固めていたのが、古舘寛治さん、濱田マリさん、池田鉄洋さん、モロ師岡さん、嶋田久作さん、でんでんさんといった私の大好きな役者さんたちでしたので、ちょっとした台詞や立ち居振る舞いや表情や独特な間なんかも楽しかったです。
映画初出演・演技初挑戦だというmiwaさんは、台詞は聞きやすかったですし、目力があるのかどのシーンでも表情はスクリーン映えしていました。立ち居周りは学芸会みたいでそこはご愛嬌かな。天真爛漫なあまねの役柄にはとてもフィットしていて可愛らしかったです。たくあんのシーンはお気に入りです。
松坂桃李さんは、安定のカッコ良さでした。
若く物静かな熱いリーダー、ヒーローといった役には見事にフィットする貴重な役者さんかと。声が好きです。
「釣りバカ」シリーズも新作が見られなくなり、破天荒な役柄の西田敏行さんをスクリーンいっぱいに観ることができた映画「マエストロ!」楽しかったです。
劇場パンフレット(全33ページ)は、制作の舞台裏についても文字数いっぱいに記載されていて読み応えがあります。
全体の構成は良し、でもラストがなあ・・・
前半で楽曲の見どころを的確に抑えたうえで、ラストの演奏を迎えるような流れになっていて、オーケストラの楽曲に疎い人でもちゃんと楽しんでもらえるように、という配慮が感じられました。良い構成だと思います。
その一方で、主人公があまりキャラが立っていないように感じられました。
またラストは、これからメンバーが未来に向かっていくような描写がないまま終わってしまい、せっかくこれだけやったのに何もないのか・・・と寂しい気持ちになりました。エンディングの選曲も、下がっていくイメージのものだったので、一層そう思います。もう少し違った締め方じゃダメだったんですかね。
2人ほどバリバリ関西弁をしゃべるので、そのあたりに抵抗感のある方、また西田敏行がやたらと下ネタをしゃべるので、そういうのが苦手な方、彼がそんな発言をするのが嫌な方は避けた方がいいかもしれません。
クラッシック聴きたくなった
漫画が原作なんですね。すごく楽しめました。
オーケストラの演奏を、生で聴きたくなりました。
やはり、西田さんの演技はすごくよかった。
個人的には演奏会2日目のくだりは無くてもよかったかなと思いました。それよりオケが成長していく過程を描いたほうがよかった。
マエストロ、西田にブラヴォー
本作の見所はやはり「マエストロ」になり切った西田敏行さんの熱演でしょう。その「熱量」「エネルギー」は凄まじいものがあります。
音楽に対する情熱はだれよりも「アツい!」「しつこい!」「あきらめない!」やさぐれて、才能持て余し気味の、熱血指揮者を演じております。
本作の主人公は香坂真一(松坂桃李)彼は若くしてコンサートマスターを任されるほどの実力と才能に恵まれています。
彼にヴァイオリンと音楽の英才教育を施してくれた父はすでに他界しています。
彼の所属する中央交響楽団は資金難から解散してしまいました。
そこへ以前の仲間が集まってコンサートをしよう、と連絡が入ります。久々にかつての楽団員が集まり、練習を始めることになります。
だけどやっぱり金がない。オーケストラなんて運営しようとすれば、人件費や練習場所の確保、コンサート会場の費用など、とにかくお金がかかるわけですね。
それでこの再結成された中央交響楽団の練習場所は、なんと古びた「工場」
とにかく曲がりなりにも練習できる場所は確保できました。
だけど、肝心の指揮者が現れない。いぶかしむ楽団員の前に現れたのは、彼らの目の前で、さっきまでこの工場内で修理をやっていた、現場作業員のじいさん。
腰に巻いた道具入れには、大工道具のさしがねやハンマー、ドライバーなんかが入っている。
このじいさん、なにをおもったか腰の道具入れから「さしがね」を取り出し、いきなり
「ワシが天道鉄三郎や。今からお前らの指揮をする。ほな、はじめるぞ!!」
さしがねを指揮棒代わりに指揮を始めます。面食らう楽団員たち。
だけど、このじいさんが楽団員たちに指摘するところは、たしかにいちいち的を得ている。
「このじいさん、いったい何者なんだ?!」
楽団員は、ますます訳がわからなくなってくる。
練習を重ねるごとに、指揮者の天道じいさんの鋭い指摘と熱血指導に、反発を覚える楽団員たち。彼らにも、プロとしての意地とプライドがあるわけですね。しかし天道じいさんは、音楽にのめり込むと、演奏者に対して一切の妥協をしない。容赦ない叱責が飛ぶ!
やがて楽団員たちの、天道じいさんへの怒りと対立は、頂点に達するのですが…
物語はやがて、この天道じいさんと、若きコンマス、香坂真一との意外な接点を紡ぎ出してゆきます。
僕はクラシック音楽を題材にした映画は大好きなので、本作も”それなりに”楽しめました。欲を言えば、もう少し説明台詞やナレーションを少なくしてもいいかもね。
また、キャスティングにしても、松坂桃李やMiwaさんを起用した必然性は全くないと僕は思うのですが……。
むしろ、脇を固める高齢のヴァイオリニストや、チェロ、コントラバス、それにホルンなどの金管楽器奏者たちの演技がとても印象に残りました。
映画終盤の見所、コンサート本番の音楽は、佐渡裕さん指揮のドイツ・ベルリン交響楽団が演奏しております。劇場のいい音響設備でフルオーケストラの演奏が聴けるのは嬉しいものです。さらにエンドロールに流れるピアノは辻井伸行さん。やっぱりピュアですね。
音楽を聴くのはやはり楽しいものです。
だけど、音楽という芸術を、いざ演奏する側になろうとした時、音楽という芸術はその牙を向くのです。
音楽を極めよう、プロになろう、一流の演奏をしよう、とするとき、そのあまりの壁の厚さ、高い障壁に、絶望感を抱くことさえあります。芸術はそれを志す者にとって、時に冷酷で、残酷でもあります。たった一つの音にどれだけ集中するのか? どれだけ想いを込めるのか?
音楽を深く知りたい、もっと味わい尽くしたい、クラシック音楽の奥深さは計り知れませんね。
思った通りの話ですが。私は。
予想どおりの話ではあります。
おっと思う事もありませんが。
音楽に関わる人は観た方が良いですよ。
ベト5と未完成。
奏でるって事はそう言う事だよねぇ。
久々に感動
ストーリーとしては、比較的平凡でありがちだった。
だが、何度も涙してしまった。
そこが劇場で観る映画の魅力というものだろう。
最も効果的だったのは、miwaの存在だった。
瑞々しさがあって、天衣無縫な魅力が感じられた。
その陰には、阪神大震災で目の前で父親をなくした悲しみがあり、
フルートの演奏シーンは心に染みた。
オーケストラの演奏シーンも圧巻だった。
クラシックを聞いて感動したことなどない私が、心を揺さぶられた。
演奏車1人1人の思いが、音符に乗って伝わってくるように思えた。
西田敏行のマエストロぶりも見事だった。
ラストはお決まりのハッピーエンド。
何か捻りがあるかとの期待もあったが、すんなり素直に終わった感じ。
でも、十分満足。拍手を送りたい。
ラストの意味
音楽映画が大好きで、好んで観ているんですけど
最後のアレは…?
演奏シーンとかすごく良かったのに、奥さんの下りが私には蛇足でしか無かった。
何かもっと昇華させる方法はなかったかなと。
ものすごくムズムズが残る映画だった。
俳優と共鳴。
劇場で何度も目にした予告内容がかなりふざけていたものだから、
全く期待しないで観に行ったのだが、これがどうよ、正統派の
音楽映画!冒頭から私みたいな初心者にも優しい解説付き(松重^^;)
佐渡裕をはじめ、プロの演奏家がみっちり役者1人1人に付いて
指導したという成果がハッキリと映像に顕れている。ラストでの
圧巻の演奏(すごい!)には聴き入ってしまうほどで、乞うご期待。
ご存じの名曲ほどその内容は奥深く、演奏する側には難しいことや、
天と共鳴し一体化していく音楽とは如何なるものか解説してくれる。
おそらくマニアにはオーケストラあるあるのような小ネタも満載で、
不況の煽りで解散させられたプロの交響楽団が再結成した時点での
全員のふてぶてしさが笑えるほどだった。彼らはなぜ演奏するのか?
金か?名声か?いやプロなんだから総てでしょう。でも再就職すら
決まらないメンバー。コンマスの香坂(松坂)ですら。ああ世知辛い。
そこへ現れる異様な雰囲気の指揮者天道(西田)。彼の仕掛けた秘密
が今作の肝なのだが、観客にはそれより前に感動の波が押し寄せる。
やはり音楽の力はスゴイのである。それを証明しているこの作品。
ドラマとしては(期待通りの)ベタだし、展開もベタで人情的ながら、
演奏家の立場に立って真摯にそれと向き合う姿勢が俳優陣に共鳴し、
見事な音楽映画に仕上がっていた。ブラボー!
(好きってこういうことだよなぁ。それを高めるための知恵と訓練)
予告見てからすごく期待していたからか、可もなく不可もなくかなあ。 ...
予告見てからすごく期待していたからか、可もなく不可もなくかなあ。
音楽してる人にはまた違う感じ方があったのかも。
miwaは業界人に人気があるなあ。
予想通りのオーケストラ映画
さそうあきらの漫画が原作のオーケストラに関する映画です。解散したオーケストラが謎の指揮者に集められて再結成コンサートを実現するまでのストーリーです。指揮者とオーケストラ団員の対立、主人公と指揮者の因縁、団員各自の事情などストーリーは予想されるような展開でした。最後のコンサートの演奏は佐渡裕指揮の演奏が使われているようですが、映画のストーリーにも合った引き締まった演奏でよかったです。
えっ?一寸待って!!
色んな高評価のレビューが見受けられる,がしかし、この作品の趣旨ってソートー?若しくは異常に烏滸がましくないかい?!&身の程知らず!? 多分,世の中の人間たちに聴いても知らない人はいないんじゃないかな?という曲自体が主役の内容なのに、勝手に日本人が人間ドラマ?風な事も勝手に入れ混ぜちゃい,非常に映画作品自体を安っぽくさせ&無理矢理さを感じずにはいられなかったので…致し方ない…
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