小野寺の弟・小野寺の姉のレビュー・感想・評価
全54件中、1~20件目を表示
ずっと気になってたこの映画。 最後は2人揃って切ないけど、お互いを...
【西田征史原作・監督・脚本のほんわか、ほのぼの 善人しか出てこない映画。】
[小野寺兄弟]
・小野寺より子 40歳 商店街内の眼鏡店勤務。両親が亡くなった後、弟、進を育て上げた。
・小野寺進 33歳 企業の研究所に務める調香師。姉が作ってくれた栞を大切にしている。大切にしていた恋人(麻生久美子)に”お姉さんと私とどちらが大事なの!”と言われて破局した手痛い失恋経験を引きずっている。
毎日、穏やかに暮らす二人を取り巻く人々も、心優しい。
・商店街内の眼鏡店を営む夫妻。より子を可愛がる。
・コンタクトの天然営業マン浅野(及川光博)
・絵本作家 岡野薫(山本美月) 進が気になる。
<大きな出来事が起こる訳でもないが、気持ちよく観れる邦画。昭和感溢れるテイストも良い>
<2014年10月25日 劇場にて鑑賞>
最強の姉弟、ここにあり。
ささやかな、もの。
私にもこんな弟がいたら…
●やさしさがじんわり。
人に勧められて観た。なるほど。思いのほか良い。タイトルが「小野寺の姉弟」でないのがよい。
小野寺の弟と小野寺の姉の物語。予定調和なラストは全然OKだが、もちょっと救いというか含みが欲しかった。そこが惜しい。
それでも豊かな気持ちになれる作品。ジワッと。笑いもあり。こう、なんか合間、合間に食卓風景が入る映画って好きだ。
ゆっくり、しかし着実に日常が流れてるようで。斜がかかった映像もまた好きだ。昭和な感じで。レトロとは違うけど。
あれは調布の商店街だろうか。
冒頭、幼い弟が姉に殺意を抱いたエピソードは、姉が傍若無人だってことだろう。実際、遊園地に姉弟ふたりでって…と思ったりもする。
だが、不器用なふたりがお互いを気遣っていることが話が進むに連れわかってくる。重くはない。
姉の言うことは弟にとって絶対だ。どんなに理不尽でも。でも基本的には仲良しだ。片親の母を鬱陶しいと思いながらも、一人にはできないでいる息子に近い。姉は姉で、弟を失恋の痛手から立ち直らせようと努力したり、とっても弟想いだ。
弟と姉、それぞれの恋愛の行方は。「ありがとうの香り」とは。
キャストがよい。主人公のふたりはもちろん、個性派たちが。山本美月が可愛い。恩師の木場勝己はホントいい味だしてる。
笑いの間もよい。特に笑えたのは
「ワンデイの人っていうのやめなさい!」
「おかしいだろ。カブトって!」
「どこを(に)出しても恥ずかしくない」
エンディングの阿部真央の歌もぴったりハマる。監督・原作・脚本すべて西田征史なのだね。
舞台も彼が演出して、ふたりが演じたみたいで。日常を描く彼の作品の今後が楽しみ。
二重の癒やし効果!! レディースデーに観に行きマダムのクスクス笑いに癒やされる!
人気脚本家:西田さん監督で主演が片桐はいりさんなら、面白くない訳がないんです。
片桐はいりさんと、向井理(リー)が姉弟ってどうなん?って思ったんですが、片桐さんの達者な演技と、イケメンオーラを極力消したリーと、絶妙な間のおかしな台詞の応酬で、直ぐに馴染んでしまいます。
片桐さんは御年50オーバーなんですが、本作ではどうみても40歳のお姉ちゃんにしか見えません。遊園地のコーヒーカップではしゃぐ姿も、きれいなスキップ姿も、可愛くてしようがない。すげー。女優、片桐はいり、マジすげー。
しっかりした骨組みのお話です。姉弟の絆を軸に、縦横斜めにお話が走って行き、点在する伏線を自然に回収、ふんわりと見事に着地(力業でないことが凄い)。
よっ、西田さんお見事!思わず、パチパチと拍手してしまいました。
こういう言い方は好きじゃないけど、2014年度「私の中の邦画ランキング」ダントツ1位です!
水曜日のレディースデーに映画館で観たんですが、全て女性でした。恐らく、ほぼリー・ファンだと思います。映画だけでなく、マダム達のクスクス笑いも癒やされますよ。
姉弟とは?思いやりとは?監督のユーモアと、優しい視線を感じます。
ちょっと、強めにお勧めしたい作品です。
家族愛
ほのぼのと暖かく 切なく いいなあ・・・
全54件中、1~20件目を表示