紙の月のレビュー・感想・評価
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紙では幸せになれない
愛は一時的なもの。ではどうやったら幸せに?
凄く面白い映画だった。
終わり方が格好良かった。ネガティブな面を映さないで終わってくれて良かった。
宮沢りえに小林聡美、池松くん、キャスト良かった。
こわっ
紙の月ってタイトルからどんな映画か全く想像つかなくて。
いや、宮沢りえ素敵!ってなんてなんとなく見ていたら、
のめり込みました。
昔ながらの銀行員の映画ですが、
脇役の俳優の方達もなんとも言えないいい感じです。
最後はこのタイトルの意味もわかる、
いろいろ考えさせられたいい映画でした。
原作も是非!
原作を読んでからこちらの作品を観たが原作が深くかなりカットされているのが残念でしたが、宮沢りえさん初め俳優さんの演技力のあるが良かった!です。
見えない部分が描かれた原作も是非ご一緒におすすめ致します!
原作未読
幼少期、貧しい子供たちに寄付をし無邪気な正義感で固まっていたあの子の未来とは思えずハテナ
池松はどーしょうもない男の役は似合うけど、
リスクを犯す第一歩になるような魅力は感じられないからもっとイケメンをキャスティングするべきだったと思う
音楽の違和感
適切な演出のおかげか全キャストが類型的なのに実在感がある素晴らしい仕事をしてた。何と言っても宮沢りえ、小林聡美、大島優子のメイン3人が素晴らしかったです。
大島優子の様に、観客が役者に抱いているイメージを最大限利用したキャスティングにコンテクストの意味を考えさせられた。いかにも保険のCMに出てそうな夫婦とかも。類型的でしかない人物描写は嫌われるが、適度に型にはまったキャラクターは物語を読解する為に必要だとと再認識しまはた。
透明感のある映像とそれにマッチした、でも時代にはマッチしない無機質な音楽が違和感を演出していてたまらなく良かった。にしてもホントこの監督は性格悪い。
映像表現と鑑賞スキル
派遣社員として銀行で働く平凡な主婦・宮沢りえが、ふとしたきっかけで不倫と横領を始め、深みに嵌り破滅していく物語。ありふれた題材だが、場面に応じて映像表現と言語表現を巧みに使い分ける手法は斬新である。
主人公が不倫を決意する場面は映像表現である。主人公は客の孫である若い男と駅で再会する。隣り合ったホームで見つめ合う二人。主人公側のホームに電車が止まり走り去っていく。次の瞬間、若い男のいるホームの階段を下りてくる主人公の脚が映し出される。その足取りは悲壮ではなく期待感が垣間見える。階段を下りることは、不倫という修羅の世界に堕ちていくことを暗示している。台詞無しの、表情、仕草だけで主人公の揺れ動く心理を表現する宮沢りえの演技力が秀逸である。
ラスト近くの、横領が発覚した主人公の職場からの逃走場面も映像表現。主人公は窓ガラスを割って屋外に脱出する。ガラスは既存社会の壁の象徴。ガラスを割ることは、既存社会のしがらみ、固定観念から主人公が解放されることを意味する。疾走時の主人公の爽やかな表情に自己解放の歓びが凝縮されている。
一方、銀行の権化のように厳格な先輩行員・小林聡美、若さと美貌の中に小悪魔が潜む同僚行員・大島優子と主人公との会話は、洗練された本音の台詞のぶつかり合いであり、三人の女性の生々しさに魅せられる。言語表現の妙である。
よく判らない、期待外れ。私が本作を推薦した人達からの感想である。再鑑賞してその理由を考えてみた。敢えて言語表現に頼って鑑賞してみると、本作は説明不足で意味不明な作品に成り下ってしまう。映像表現の理解度、即ち鑑賞スキルが作品の評価を左右している。それでは、観る側の誤解がないように、全編、懇切丁寧に言語表現を盛り込んだ作品が最良かというとそうではない。
映像表現は映画の醍醐味である。作り手に要求するばかりではなく、我々観る側も努力する必要がある。鑑賞スキルを磨いて映像表現に挑んでいきたい。
幸せになるほどどん底に突き進んでいく。見ていて心臓をキュッとされる...
幸せになるほどどん底に突き進んでいく。見ていて心臓をキュッとされる感じがずっとつきまとう展開。
これが「ありがち」な世界というのは言い過ぎだが、誰しもこうなる可能性はあるのでは、と感じた。
刹那的な幸せを貪って後々ひどい目に遭うという意味では飲酒と二日酔いも同じ構造である。
宮沢りえの凄さを観る映画
場面毎に変わる宮沢りえの表情が見事
始めは小さな過ちだとしても、段々と大きくなり取り返しがつかなくなる様は、時間が経ってから思い出しても薄気味悪さを感じる
何故大学生が大分年上と付き合ったのか
ラストについて等々、出来ればもう一段階分かりやすさが欲しい
騙し絵の牙も好みの作とは言い切れなかったので、監督と私は相性が悪いのだと思う
簡単に踏み込んでいけないところを簡単に踏み込んでしまう。もう少しリ...
簡単に踏み込んでいけないところを簡単に踏み込んでしまう。もう少しリアル感があればよかったなぁ。
あんな簡単にお金を与えてしまったら男もダメになるし、お金がお金の価値でなくなって麻痺していき、人間がどんどん歪んでいく。最後は病気みたいでしたね。そういうお金の点については考えさせられる。
小林聡美の演技がよかった。
簡単に人を信用してはいけない。
簡単に人を信用してはいけない。
銀行員だから、優しそうだから、真面目だから…
それって本当に信用できる根拠なのか?
ある人を信用できるかできないかは、表面だけを見て判断してはならない。
自分が信用している人も裏で大胆なことをやっているかもしれない…と思える映画でした。
転げ落ちて行く疾走感〜
《お知らせ》
「星のナターシャ」です。
うっかり、自分のアカウントにログインできない状態にしていまいました。(バカ)
前のアカウントの削除や取り消しもできないので、
これからは「星のナターシャnova」
以前の投稿をポチポチ転記しますのでよろしくお願いいたします。
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この所の宮沢りえの演技に魅力を感じて観に行ったらなかなかの秀作。
観終わった直後は梨花が大学生に溺れて行く過程が
少々性急過ぎて飲み込めなかったけれど
偶然にラジオで吉田監督のインタビューを聴いたら
「原作を読んだ時に感じた女性が走って行く姿」を
形にしたいとの事で、この犯罪に対して
何か特別な理由を作って共感させるのでは無く
何かきっかけがあれば良いも悪いもぶち壊して
坂を転げ落ちるように踏み外してしまう「人の危うさ」を
疾走感として表現していたとすれば
大学生に溺れて行く性急さや、
最初にお金に手を付けてしまった理由の安易さも、
テンポの良さ重視の演出と言うことになるのかな〜。
犯罪の性質上、映る映像はありふれた街の風景なので
爽快感は比べようもないのだけど
梨花が手にしたお金とその気分は
「テルマ&ルイーズ」の様に
行き場の無い高揚に向かって走って行く。
嘘を隠す為のジタバタさえも逆に笑ってしまう。
宮沢りえもさることながらこの映画
小林聡美が安定の良い仕事してて流石。
同じ様な状況の役を11年前に『すいか』と言うTVドラマで
演じていて、その当時のセリフを
宮沢りえとの対決シーンで思い出してしまった。
『すいか』の方は大金を横領して逃亡した元同僚が
なぜか時々電話をして来ては、
横領したお金でアレをしたコレをしたと報告され、
その度に自分だったらどうしただろうかと
思いをを巡らすだけで
結局は「踏み外せない人」を演じてました。
あまりにまんまな設定なので監督は意図して起用したのかしら?
と思ったくらい。
大島優子も良かった。
大きなくりくり目で世の中を見回して抜け目無く生きて行く
小動物の様でした。(笑)
宮沢リエが綺麗
前からずーと見たくてやっと見れた94年だからやく20年前かすげーな
古臭くは感じない
最後は良かったね寄付した男の子に会えて
というよりあの状態で海外にたかとびできるの?
いやーできないでしょ
クライム映画なんだけど綺麗な世界観
道徳に反する方法で手にいれた金でも、他の人のために使うのは尊いことなのか。
真面目な主人公が横領に手を染める瞬間を不謹慎にも楽しめる1作。
初犯のシーンは結構緊張感ある。
クライム映画だが全体的な雰囲気が綺麗で見易い。(音楽の影響もありそう)
あと、主人公と関係を持つ大学生の金を貰えるようになってから調子に乗り始める感が憎たらしくて楽しめる(笑)
紙の月
回想における女学校時代(?)の主人公の歪んだ正義感と堂々たる弁、毅然とした態度には圧倒されたものの、リアルタイムで主人公が女上司(同僚?)に詰められて何も言い返せない姿には、「もうすこし開き直れよ…」 との感想がありました。心に響くセリフ、名言などは殆どなかったにしても (「あなたが行けるのはそこまでよ」の台詞にはハッとさせられたかも。)既婚アラサーのOLが大学生男子にハマっていく"ありがち"なシチュエーションのストーリーしてはそこそこ楽しめました。
ニセモノ
言っちゃえば割と普通で、何か強烈なインパクトがあるわけじゃないんだけど
見た後しばらく心に何かひっかかるような感覚が残った。
「あなたが行けるのは、そこまで。」ってセリフ良かったなぁ。
ニセモノかどうかは自分で決めればいいっていうね。
凡庸
銀行員が金を横領するって話で、現実の世の中に山ほど類例があるなかで、なにかこの映画が優れている点はあるのかと思ったが思いあたらず、なにかこの映画が存在することで世の中が良くなるのかと思ったが思いあたらず、宮沢りえはシワだらけで魅力がないし。
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