インターセクションのレビュー・感想・評価
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見ず知らずの他人が顔を会わせるとこうなる、と言う映画。
カネ目当てで旦那と結婚した女が、愛人の男と共謀して旦那を殺害しようとする。しかし、車を運転していると、たまたま止まっていた他の車に追突し、犠牲者が出る。
これらの人物には悪人も含まれており、どうなるか分からない。そこに謎の男が出てきて、車を修理したりする。実はこの男は、自分の妻を殺された復讐のため、彼らを見張っていたのだった。
で、復讐を見事に遂げた男。そして、嫁に売らぎられた旦那は、嫁をナイフで刺してリベンジを果たすのだった。
最後に、復讐を遂げた男と嫁を殺した旦那は、アイコンタクトをして、お互い、目的を果たしたことを祝い合うのであった。
サスペンス映画としては、なかなか面白かった。アクションも少しはあったし。あと、旦那を裏切った嫁が悪人に殴られた時、旦那に「あなたは妻が殴られたのに、何とも思わないの?!」と言ったのは笑った。だって、悪人は銃を持っていることを旦那は知っており、はむかったら、殺されるから。また、愛人がいるくせに、こんな時だけ「妻よばわり」していたからw
事故は偶然だったのか?
砂漠の真ん中で多重事故を起こすなんて何億分の一、いや何兆分の一の確率なんだろうか?まさしくインターセクション。道じゃない道と交差するのは車のみならず複雑な人間模様の運命だった。色々と裏では繋がっているような気もしたけど、概ね二つのグループと一人の悪党だった。
主役はどちらかというと、金持ちのスコットよりも謎めいた修理屋サレイ。事故の様子をじっと見つめていたが、足首に銃を隠して事故を起こした彼らに接近してくるのだ。誰を狙ってる?と、ワクワクしながらストーリーを追った。
それぞれの思惑と欲望が交差する中で、殺害と逃亡という心理戦が見事だと感じた。赤ん坊を抱えた女は自分の子じゃないとわかるし、悪党の思惑もわかりやすい。しかし、最初のカーチェイスがどこまで仕組んだもので、どこからが偶然なのか。秘密を知った後にはこの序盤の疑問が湧き起こるのだ。
結局勝ったのは、欲望丸出しの関係じゃなくビジネスライクな主従関係。ただし、彼らの運命もモロッコで終わるような気もする。意外な結末だったので新鮮味もありました。インターセクションも複数形になってるところがいい。道路の交差点と人間模様の交差点みたいな。
思いもよらない展開に
目が釘付けに。
ヘッジファンドマネージャーのスコット( フランク・グリロ )と、美しい緑色の瞳の新妻テイラー( ジェイミー・アレクサンダー )との駆け引き、曰くありげな登場人物にラスト迄目が離せませんでした。
モロッコの情景が偏執的な愛の終末に、不思議と似合っていました。
テレビ東京を録画にて鑑賞
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