劇場公開日 2014年6月21日

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「生々しい沖縄へ、めんそーれ」NOTHING PARTS 71 palmさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5生々しい沖縄へ、めんそーれ

2014年7月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

仙頭氏と沖縄のスタッフ・キャストが共鳴して生まれた物語は、
歌って踊って楽しい癒しの島…ではなく、
仰々しい音を背景に、欲望と希望が入り交じる生々しい世界。

その昔、「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花」で
沖縄に着いた寅さんは、
愛しきリリーのいる病院に向かうバスの中で爆睡してしまいます。
上空では米軍機が爆音を立てて飛び交っているのに…。

山田洋次監督は基地問題に無関心な日本国民を
寅さんの寝姿で表現したといいます。

寅さんが見なかった米軍基地は今も存在し続け、
「金目」で沖縄を売り渡す知事までいる現在。

本作の撮影は2010年、沖縄公開は2012年、本土公開は2014年。
時代が映画に追いついた感がします。

「沖縄大好きなんです」な人にこそ見てほしい。
あなたが無自覚に「消費」している沖縄とは何か、
痛いほどわかるから。

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palm