「登山の映画ではない。」アンナプルナ南壁 7,400mの男たち マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
登山の映画ではない。
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困難を共有した登山家同士は、軍隊の戦友みたいなもの。と言ったニュアンスの事をロシアのエンジニア(?)が言う。
ロシア人の無骨だけれども、真面目な気質は理解できる。しかし、本当の戦争となると観念論ですまされない。
僕はパイオニアワークをよく知る訳では無いが、登山のイデオロギーに競争や協力など考えたくもなかった。
長谷川恒男さんとか植村直己さんとか加藤文太郎さんに憧れていたからだ。自身はアルピニストではないが、山歩きを単独でやっていた。
こう言った登山は白人のブルジョワジーがエベレストの時代から行っている登山で、無酸素とか言いながら、少なくともベースキャップまでは、沢山のシェルパ(現地の人)を使って荷揚げをしている。
要は道楽だ。それでお国の偉業とする。日本では1964年に京都大学(パイオニアワークの提唱者?)がアンナプルナに初登頂している。もはや、個人的な偉業なのだろうか?
日本の京都大は『マナスル』へ1956 年に世界初登頂している。
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