「世にも分からん物語」複製された男 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
世にも分からん物語
大学講師のアダムは、同僚からある映画のDVDを薦められる。
鑑賞すると、自分に瓜二つの俳優が…!
やりようや考えようではコミカルにもなる。
もし自分だったら、やっぱり面白可笑しく気になっちゃう。
ちなみに、実名を挙げる事は出来ないが、私と同姓同名の顔も知らん脇役俳優がいる。
この手の題材の場合、二人は実際に合って、お互い入れ替わってみよう…となるのが定番だが、本作はそうならない。
終始不穏なトーンで、ドゥニ・ヴィルヌーヴは見る者を世にも不思議な世界へ誘う…。
アダムとその俳優アンソニーは実際に合ってみると、顔が瓜二つなだけではなく、声もまるで同じ、胸にも同じ傷が。
ここまで一致すると奇妙を通り越して薄気味悪くなってくる。
アダムの出口の無い迷宮に迷い込んだような感じは分からなくもないが…
見てるとやはり、オチを色々と想像する。
考えられるのは、マジモンのクローン(サスペンスが急にSFになっちゃうが)、夢オチ、主人公が見てた幻想、実は同一人物…などなど。
ネタバレ解説によると、予想した中でどうやら一つ当たってたようだが、本作の問題はここから。
マ・ジ・で・訳・が・分・か・ん・な・い・!
OPの意味不明なシーンとか全編に伏線張られてるようだけど、何が何やら。
あの蜘蛛何だったの?
で、あのラスト。
ポカ~ン。
思わず巻き戻してしまった。
でも分かんない。
いずれまたトライしよう(かな)。
あ、ジェイク・ギレンホールの一人二役熱演は見事。
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