「「高校の時何と呼ばれてたか知ってるか!?切れたナイフだよ!」」トカレフ たぁ〜ちぃんさんの映画レビュー(感想・評価)
「高校の時何と呼ばれてたか知ってるか!?切れたナイフだよ!」
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ニコラス・ケイジが「銃の問題提起をしたかった」とインタビューで言ってるが、それよりも、彼演じる主人公の浅はかさばかりが印象に残ってしまう。
情報を聞き出す前に我を忘れて殴り殺したり、カッとなって友人を切り殺したり、浅はかな過去の犯罪から何も人間として成長していないのが伺える。
中盤までは、復讐に燃え容赦ない暴力で真相を求める父親の描写と、なかなか上手なアクション・シーンの演出(ナイフ捌きは下手だが使い方の描写はgood!)は良かったが、最終的に過去の事件のせいで多くの人が無駄死にしてしまったのがわかるオチにはゲンナリですわ。
アクション映画に半端な問題提起を入れようとすると、一番観客が求める爽快感を失って、つまらないものになってしまう典型作。
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