「考えを改めよう」ナショナル・シアター・ライブ「フランケンシュタイン」 Imperatorさんの映画レビュー(感想・評価)
考えを改めよう
「カンバーバッチ怪物版」を鑑賞。かなり前の作品のようだ。
カンバーバッチをたいした俳優だとは、自分は思っていなかったのだが、考えを改めた方がよさそうだ。
クリーチャーの不自由な言葉使いや、引きつった身体をアクロバティックに演じている。
あっという間に舞台袖の高みに駆け上がるなど、肉体の強さ・大きさも魅力だ。イントロの“羽化”のシーンの演技も含めて、ものすごい体力である。
フランケンシュタイン役のミラーも、傲慢だが気が弱い男を、(あまり科学者らしくはないものの)見事に演じている。
小説は未読だが、きちんと舞台作品に落とし込んでいるのではないだろうか。
2人の役を入れ替えたら、また異なる印象だろうが、自分としては従来のカンバーバッチのイメージを覆された「カンバーバッチ怪物版」で十分だ。( チケット価格も高いし・・・。)
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