「インテリさを感じるカンバーバッチの怪物」ナショナル・シアター・ライブ「フランケンシュタイン」 カメさんの映画レビュー(感想・評価)
インテリさを感じるカンバーバッチの怪物
フランケンシュタインと怪物との配役を、お互い入れ替えて演じる奇抜さ。それをダニー・ボイルが演出だなんて、なんて贅沢。
両方鑑賞した感想は、カンバーバッチの怪物の方が、動きが巧みで気持ちが深く伝わってきたが、カンバーバッチがフランケンシュタインの配役の方が、両方が引き立ってバランスが良いと感じる。また怪物がカンバーバッチだと、やはり彼だけが目立ち、カンバーバッチばかり見入ってしまう事になる。
ただ怪物の苦悩や葛藤は、人間の生きる哲学にも繋がるので、インテリなカンバーバッチが怪物の方が、よりテーマを感じる事ができた。
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