劇場公開日 2016年1月16日

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「まるで『生きてこそ』!」白鯨との闘い kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0まるで『生きてこそ』!

2018年11月12日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 捕鯨船は船長をジョージ・ポラード(ウォーカー)、一等航海士をオーウェン・チェイス(ヘムズワース)と決め、アメリカのナンタケット島を出港する。船長になれると思っていたオーウェンは、経験の浅い名家のジョージにその座を奪われて、苛立ちを隠せず、二日目には衝突してしまう。航海はトラブル続きで鯨は一向に捕らえることが出来ず、焦りばかりが募っていく。ようやく一頭を捕らえた彼らは寄港地で耳よりの情報を手に入れ、赤道近くの太平洋へと向かう。

 鯨に銛をぶち込むのは備え付けのボートに乗り移ってからだ。ちょっとビックリ。そんなボートが3艘備え付けてあったエセックス号。やがて鯨の大群に遭遇するが、一頭の巨大な白鯨が怒り、体当たりで船を破壊する。沈没したエセックス号。彼らはボートに乗って遭難してしまったのだ。漂流した彼らを襲ったのは極端な飢え。一人が死に、その人肉を食べ始めた。他のボートではくじ引きで銃殺までして人肉を食っていたようだ。孤島を見つけ一旦その島へと上陸するが、その途中にも白鯨に襲われる。何人もの犠牲者を出しながらも残された少数が本土へとたどり着くのであった・・・

 『白鯨』をモチーフとした物語。極限状態での人肉を食べる行為を恥じたニカーソンが誰にも言えずトラウマを抱えていたという話で、ぐっとくるものがあった。鯨の映像もTV鑑賞ながら迫力があった。

kossy